『鬼比較』ER-D70Bと型落ちER-D70Aの違い口コミ レビュー！石窯ドーム /東芝

🔥 ドームヒーターでムラのない焼き上がりへ進化

ER-D70Bに搭載された「ドームヒーター まるごと遠赤」は、天井部分がドーム型になっており、扉部を除く庫内全体から遠赤外線を放射。まるで石窯のように食材を360度包み込んで加熱する。これにより、パンの耳はカリッと香ばしく、中はもっちりふんわり。グラタンなら表面は美しい焼き色をつけながら、中まで熱々に仕上がる。

型落ちER-D70Aの「ガラス管ヒーター 庫内4面遠赤」も、上部のガラス管ヒーターと底・奥・左右の4面から遠赤外線を放射する優れた機能。ただし、天井部分からの遠赤外線がないため、背の高い料理や厚みのある食材では、上部の焼き色にムラが出る場合がある。毎日のトーストやオーブン料理で、より美しい仕上がりを求めるならER-D70Bが優位に立つ。

🎯 センサー精度の向上で失敗知らずの温め

新モデルER-D70Bの「ハイアングル赤外線センサー」は、庫内上面に配置されたセンサーが、より広い角度から食材の表面温度を検知。高さのある茶碗蒸しや深めの容器に入ったカレーも、表面温度を正確に測定して最適な温度に仕上げる。冷凍ごはんと冷蔵のおかずを同時に温めても、それぞれの温度を的確に判断して加熱する賢さを持つ。

型落ちER-D70Aの赤外線センサーも日常使いには十分な性能を持つが、食材の配置や容器の高さによっては検知精度に差が出ることも。特に複数の料理を同時に温める際は、配置を工夫する必要がある。毎日の「あたため」で失敗を減らしたいなら、ER-D70Bのセンサー精度は大きな魅力となる。

🍖 石窯おまかせ焼きで本格料理が簡単に

ER-D70Bに新搭載の「石窯おまかせ焼き」は、下味をつけた食材を角皿に並べてコースを選ぶだけで、オーブンが自動で火加減を調整する画期的な機能。鶏もも肉なら皮はパリパリ、中はジューシーに。野菜は素材の甘みを引き出しながら、適度な歯ごたえを残して焼き上げる。温度設定や時間設定に悩む必要がなく、料理初心者でもプロのような仕上がりが実現できる。

この機能がない型落ちER-D70Aでも、手動で温度と時間を設定すれば同じような料理は作れる。ただし、食材の量や大きさに応じた微調整は自分で行う必要があり、経験が必要。忙しい平日の夕食準備で、手間をかけずに本格的な料理を楽しみたいなら、ER-D70Bの自動調理機能は強い味方になる。

👁️ 操作性の大幅改善で毎日使いやすく

ER-D70Bは操作パネルを本体右側に縦型配置。立ったままの自然な姿勢で操作でき、かがむ必要がない。さらにバックライト付き液晶により、薄暗い朝の時間帯でも、夕方の逆光でも、文字がくっきり見える。毎日何度も使うものだからこそ、この使いやすさの差は大きい。

これに対しER-D70Aは、操作パネルが本体下部に横向きで配置。操作のたびに腰をかがめる必要があり、高齢者や腰痛持ちの人には負担になることも。液晶にバックライトがないため、キッチンの照明によっては表示が見づらく、メニュー番号を間違えやすい。デザイン性と実用性を両立させたER-D70Bの設計方針が光る部分である。

🍞 ER-D70Aが優れている点

【トースト時間の短さ】ER-D70Aは5分45秒でトーストが完成し、ER-D70Bの6分50秒より約1分短い。忙しい朝、子供を学校に送り出す前の慌ただしい時間帯には、この1分の差が意外と大きい。ER-D70Bが時間をかけるのは、じっくりと熱を通してより理想的な焼き上がりを追求するため。速さを取るか、仕上がりを取るかの選択となる。

【コンビニ弁当専用機能】ER-D70Aには「コンビニ弁当」専用ボタンがあり、ワンタッチで最適な温度に。容器の材質や中身の種類を考慮した専用プログラムで、ごはんはふっくら、おかずは適温に仕上がる。単身赴任や一人暮らしでコンビニ弁当を頻繁に利用する人には嬉しい機能。

【3kg軽量で扱いやすい】約14kgのER-D70Aは、約17kgのER-D70Bより3kg軽い。これは2Lペットボトル1.5本分の差。キッチンの模様替えや引っ越し、年末の大掃除で移動させる際の負担が大きく違う。設置場所が高い位置の場合も、軽い方が安心して使える。

つまりER-D70Bと型落ちER-D70Aの違いは、加熱方式の進化による焼きムラの改善、センサー精度の向上、石窯おまかせ焼きの搭載、操作性の大幅改善など。型落ちはトースト時間の短さ、コンビニ弁当機能、3kgの軽量化で優位性を持つ。

どちらを選ぶべき？

家電販売の経験から一言

ヨドバシカメラで調理家電を担当していた経験から言えるのは、毎日使う調理家電は「使いやすさ」が何より重要ということ。ER-D70Bの縦型パネルとバックライト液晶は、実際に店頭でも「見やすい！」と好評だった改良点。石窯おまかせ焼きも、料理が苦手な人や忙しい人から「これなら続けられる」という声が多い機能。型落ちER-D70Aも基本性能は十分で、特にトーストの速さとコンビニ弁当機能は単身者に人気。どちらも東芝の石窯ドーム技術で美味しく仕上がるのは間違いない。選ぶポイントは、進化した機能にどれだけ価値を感じるか。毎日の料理を楽しく、簡単にしたいならER-D70B。基本機能で十分ならER-D70Aでも満足できるはず。