【レビュー】U9RとU9Nの違い！ハイセンス 4K Mini-LED

更新日: 2025-11-06　投稿者: 鬼比較

U9Rと型落ちU9Nの違いは、85型サイズとAI画質処理機能の有無と音響システムなどの違い。U9Rは5.1.2ch/最大110Wの本格サラウンドを搭載し、AI機能で様々なコンテンツを高画質化。Wi-Fi 6対応や約40%薄型化も実現させた。

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旧モデル U9Nシリーズ

新モデル U9Rシリーズ

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ハイセンス U9RとU9N 徹底比較

どこが進化した？何が違う？

※優れていると思われる点はこのような背景色で表示

比較項目	新モデル U9R 2025年6月上旬発売	型落ち U9N 2024年5月発売
サイズ展開	85/75/65型（85型を新規追加）	75/65型（2サイズ展開）
映像性能
バックライト	Mini-LED X 発光効率20%向上、光漏れ抑制150%向上	Mini LED
映像エンジン	HI-VIEW AIエンジン PRO	HI-VIEWエンジンⅡ
AI画質処理	AI 美肌リアリティー PRO AI 4Kアップコンバート AI バンディングノイズ制御 AI HDRアップコンバート	AI非搭載
残像低減技術	AI クリアモーション PRO フレームジャダー低減	クリアモーションPro
音響性能
スピーカー構成	85/75型：5.1.2ch 65型：4.1.2ch	2.1.2ch
最大出力	85/75型：110W 65型：90W	60W （全サイズ）
音声操作	VIDAA Voice ハンズフリー	VIDAA Voice
ゲーミング・接続性能
ゲームモード	144Hz ゲームモードPRO	ゲームモードPro
無線LAN	Wi-Fi 6対応 IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n	Wi-Fi 5まで IEEE802.11ac/a/b/g/n
ビデオ入力端子	非搭載	1系統
省エネ・デザイン
本体厚さ	4.5-4.7cm 約40%薄型化	7.3-7.4cm
年間消費電力量	75型：170kWh 65型：152kWh	75型：172kWh 65型：169kWh
参考価格
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主な進化ポイント解説

🖼️ 映像技術の革新

U9Rシリーズは、ハイセンスとTVS社（TVS REGZA）が共同開発した「HI-VIEW AIエンジン PRO」を搭載。従来の「HI-VIEWエンジンⅡ」から大幅に進化し、AIによる画質処理能力が飛躍的に向上した。

バックライトは「Mini-LED X」へと進化。発光効率が20％向上し、光漏れ抑制も150％向上という驚異的な性能改善を実現。黒の締まりとピーク輝度の両立により、HDRコンテンツの表現力が格段に向上している。

AI画質処理も全面的に刷新され、4つの新機能を搭載。「AI 美肌リアリティー PRO」で人物の肌を自然に美しく表現し、「AI 4Kアップコンバート」で低解像度コンテンツも高精細に変換。「AI バンディングノイズ制御」で階調の段差を滑らかにし、「AI HDRアップコンバート」でSDRコンテンツもHDR相当の立体感で表現。

さらに「AI クリアモーション PRO」と「フレームジャダー低減」により、動きの激しいスポーツや映画での残像感を大幅に低減。特に24pコンテンツでのカクつきを効果的に抑制する。

🔊 音響システムの大幅強化

U9Rシリーズ最大の進化ポイントは音響システムである。85型と75型は5.1.2chスピーカーシステムを採用し、薄型テレビとしては異例の本格的なサラウンド環境を実現。65型も4.1.2chと、U9Nの2.1.2chから大幅にチャンネル数が増加した。

スピーカー構成も各サイズで最適化されている。85型と75型は「フルレンジ15W×2 + サブウーファー20W + トップスピーカー10W×2 + サイドスピーカー10W×2 + センタースピーカー10W×2」という充実の構成。特にセンタースピーカーの追加により、映画の台詞やニュースのアナウンスが格段に聞き取りやすくなった。

65型は「フルレンジ15W×2 + サブウーファー20W + トップスピーカー10W×2 + サイドスピーカー10W×2」とセンタースピーカーこそ省略されているものの、十分な立体音響を実現。

最大出力も大幅に強化され、85型と75型は110W、65型は90Wと、U9Nの60Wから約1.5倍から約2倍に向上。別売りのサウンドバーを購入することなく、テレビ単体で映画館のような音響体験が可能となった。

📊 スピーカー構成詳細：
• 85/75型（5.1.2ch）：フルレンジ15W×2 + サブウーファー20W + トップ10W×2 + サイド10W×2 + センター10W×2
• 65型（4.1.2ch）：フルレンジ15W×2 + サブウーファー20W + トップ10W×2 + サイド10W×2

🎮 ゲーミング・接続性能の強化

新開発の「144Hz ゲームモードPRO」により、より滑らかなゲーミング体験を実現。低遅延約0.83msは従来通り維持しながら、名称を強化して性能向上をアピール。

接続性も進化し、Wi-Fi 6（802.11ax）に対応。より安定した高速通信で、4K/8K動画のストリーミングも快適に。音声操作もハンズフリー対応となり、リモコン不要で「OK、ハイセンス」の呼びかけで操作可能となった。

動画配信サービスはAmazon Musicが新たに追加され、音楽ストリーミングサービスも充実。SPOOXは削除されたが、主要な動画・音楽サービスは網羅されている。

💡 省エネ性能とデザインの進化

省エネ性能も向上し、高画質・高音質化を実現しながら年間消費電力量を削減。75型は172kWh→170kWh、65型は169kWh→152kWhと、特に65型では約10％の省エネを達成した。電力料金単価31円/kWhで計算すると、65型では年間約527円の節約となる（電力料金単価による）。

デザイン面での最大の進化は本体の薄型化。7.3-7.4cmから4.5-4.7cmへと約40％の薄型化を実現。Mini-LED搭載モデルとしては驚異的な薄さで、壁掛け設置時の美観が大幅に向上した。軽量化も同時に実現し、65型では25.7kg→24.4kgと約1.3kgの軽量化を達成している。

共通の高性能機能

広視野角パネルPRO（178°/178°）
ARコート低反射処理
量子ドットダイナミックカラー（広色域表現）
HDR10/HLG/HDR10+/HDR10+Adaptive/Dolby Vision/Dolby Vision IQ対応
120Hz倍速パネル（ゲームモード時144Hz VRR対応）
HDMI 2.1×2ポート搭載
低遅延約0.83ms
AMD FreeSync Premium対応
3チューナー搭載（2番組同時録画対応）
eilex音響処理
3年保証

どちらを選ぶべき？

✅ U9Rがおすすめの人

85型の大画面でホームシアターを構築したい人
テレビ単体で本格的なサラウンド音響を楽しみたい人
映画の台詞を聞き取りやすくしたい人（85/75型のセンタースピーカー）
AI機能で様々なコンテンツを高画質で楽しみたい人
Wi-Fi 6の高速通信環境を活用したい人
壁掛け設置で薄型デザインを重視する人
リモコンなしで音声操作したい人
電気代を節約したい人（特に65型）

💰 U9Nがおすすめの人

価格重視でフラッグシップモデルが欲しい人
75型・65型のサイズで十分な人
2.1.2chスピーカーで満足できる人
ビデオ入力端子が必要な人
基本性能が高ければ細かい機能にこだわらない人

📌 まとめ：U9Rは85型の追加、映像エンジンとバックライトの進化、スピーカーシステムの大幅強化（最大5.1.2ch/110W）、AI機能の充実、Wi-Fi 6対応、ハンズフリー音声操作、約40％の薄型化、省エネ性能向上など、全方位で進化。それに対してU9Nも十分な高性能を持ち、型落ちでの価格下落を考慮すれば、コストを抑えて高画質テレビを手に入れる賢い選択。購入時期と予算のバランスで選択を。

家電販売員としてのアドバイス

U9Rは音響面での進化が特に印象的。5.1.2chシステムは別売りサウンドバー（5万円以上）に匹敵する性能で、トータルコストを考えると非常に魅力的である。センタースピーカー搭載により、年配の方からの「台詞が聞き取りにくい」という不満も解消される。85型の追加も大きなポイントで、100型は高額すぎるが75型では物足りないという需要に完璧に応える。Mini-LED Xによる画質向上と40％の薄型化も見逃せない進化点。それに対してU9Nも十分な高性能を持ち、型落ちでの価格下落を考慮すれば、賢い選択になり得る。購入時期と用途を明確にして選ぶことが重要。

商品説明ページ

型落ちU9N公式

新モデルU9R公式