【鬼比較】RZ-W100JMと型落ちRZ-W100GMの違い口コミ レビュー! 日立/ふっくら御膳

🔥 圧力が0.2気圧向上で高温炊飯を実現

RZ-W100JMでは最高圧力が1.5気圧にアップし、最高温度は111℃に到達。型落ちの1.3気圧・107℃と比べ、4℃高い温度で炊飯できる。この温度差により、お米の芯まで熱が通り、甘み成分がより多く引き出される。

圧力と温度の向上は、粒立ちとふっくら感の両立にも貢献。高温で一気に炊き上げることで、お米の表面はしっかり、内部はもっちりとした理想的な食感を生み出す。

⏱️ 炊飯時間が全体的に短縮

圧力向上により、各コースの炊飯時間が短縮された。極上ふつうでは6分短縮の約48分、極上もちもちも6分短縮の約84分となる。極上しゃっきりは約32分、極上新米は約42分で炊き上がり、型落ちと比べてどのコースも時短を実現。

玄米炊飯では約65分と、型落ちの約76分から11分も短縮された。玄米は白米より炊飯に時間がかかるため、11分の短縮は大きなメリット。健康志向で玄米を日常的に炊く家庭にとって、毎日の時短効果は無視できない。

忙しい朝や帰宅後すぐにごはんを食べたいときに、この数分の差が嬉しい。炊飯器の前で待つ時間が減り、食事の準備がスムーズになる。

🌾 麦ごはんの炊き分けに対応

RZ-W100JMでは、押し麦ともち麦を選択して炊ける。それぞれの特性に合わせた炊飯プログラムにより、押し麦はプチプチとした食感、もち麦はもっちりとした粘りを引き出す。

型落ちでは麦ごはん用の1コースのみ。押し麦ともち麦を混ぜて使う場合は問題ないが、それぞれの個性を最大限楽しみたいなら、新モデルの選択式が有利になる。

🍚 少量炊飯の対応コースが変更

0.5合から2合までの少量炊飯設定は両モデルとも可能だが、対応コースが異なる。RZ-W100JMは極上コースと快速に対応し、時短重視の炊飯ができる。型落ちは極上コースとエコ炊飯に対応し、省エネ重視の使い方が可能。

一人暮らしや少人数世帯で、毎日少量を炊くなら、時短か省エネかでモデルを選ぶのも一つの方法。快速なら約21～35分で炊き上がり、エコ炊飯は消費電力を抑えられる。

⚡ 消費電力量はコースによって差がある

極上コースの消費電力量は、コースによって新旧で優劣が変わる。極上しゃっきりと極上すしめしは型落ちが省エネで、それぞれ150Wh/回、142Wh/回。これに対し極上ふつう、極上もちもち、極上新米では新モデルが省エネとなる。

年間消費電力量は81.4kWh/年と81.3kWh/年で、わずか0.1kWh/年の差。電気代に換算すると年間で数円程度の違いなので、実用上はほぼ同等と考えてよい。

つまりRZ-W100JMと型落ちRZ-W100GMの違いは、高圧力・高温化による炊飯時間の短縮（玄米は11分、極上コースは3～6分短縮）、麦ごはんの選択式対応、少量炊飯の対応コース変更、そして消費電力量のわずかな変化など。基本性能は同じなので、これらの機能差と予算で判断するとよい。

どっちがおすすめ？

家電販売の経験から一言

両モデルとも日立が誇る「ふっくら御膳」シリーズの最上位機種で、京都の老舗米屋「八代目儀兵衛」監修の圧騰甘み炊き技術を搭載している。約1,400Wの大火力と圧力・スチームを組み合わせ、お米本来の甘みと粒立ちを引き出す点は共通。新モデルは1.5気圧・111℃まで到達し、炊飯時間が全体的に3～11分短縮された。特に玄米は11分短縮と大幅な時短を実現しており、健康志向で玄米を日常的に炊く家庭には大きなメリットになる。麦ごはんの選択式対応も地味に便利で、押し麦のプチプチ食感ともち麦のもっちり感を使い分けられる。少量炊飯の対応コースは好みで選べばよく、時短なら新モデルの快速対応、省エネなら型落ちのエコ炊飯対応が向いている。蒸気カット機能と最大40時間のスチーム保温は両モデル共通で、どちらを選んでも置き場所に困らず、長時間保温でもパサつかない。実際の売り場では、炊飯時間の短縮と麦ごはんの炊き分けを重視するか、基本性能で十分と考えるかで選ぶ人が多かった。どちらも土鍋を超える美味しさが期待できる。