『鬼比較』RC-10ZWXとRC-10SGXの違い口コミ レビュー！[東芝]真空圧力IH

🍚 銘柄炊き分け70種類対応（最大の違い）

RC-10ZWXは70銘柄に対応し、RC-10SGXの30銘柄から大幅に増加。例えば、最近人気が高まっている「雪若丸」は山形県が10年の歳月をかけて開発した新品種で、粒感と適度な粘りが特徴。また「富富富（ふふふ）」は富山県の新ブランド米で、粒ぞろいの良さと甘みが自慢。

これらの新品種に加え、あきさかり、秋の詩、アケボノ、風さやか、くまさんの輝き、元気つくし、金色の風、サキホコレ、だて正夢、天のつぶ、とちぎの星、なつほのか、ハツシモ、ハナエチゼン、はるみ、ひゃくまん穀、ふくまる、ふさおとめ、ふさこがね、ふっくりんこ、星空舞、みえのゆめ、めんこいな、夢しずく、ゆめみずほなど、地方の特産米にも幅広く対応。

各お米の特性に合わせて水加減や温度、圧力を自動調整し、農家さんが丹精込めて作ったお米の個性を最大限に引き出す。旅行先で出会った美味しいお米を自宅でも再現したい人や、ふるさと納税で全国のお米を楽しんでいる人には特に魅力的な機能。

📱 スマホ連携機能「IoLIFE」

RC-10ZWXのみIoLIFEアプリに対応。例えば、夕方の帰宅時間が読めない日でも、電車の中から「今すぐ炊飯」をタップすれば、家に着く頃にはちょうど炊きたてのごはんが待っている。朝セットした予約時刻も、急な残業で「あと1時間遅らせたい」と思えばスマホから簡単に変更可能。

さらに、季節限定のアプリコースも魅力的。春には「新米コース」で水分調整を最適化し、秋には「古米コース」で保存期間が長くなったお米も美味しく炊き上げる。カレー用にはルーがよく絡む少し硬めの炊き上がり、チャーハン用にはパラパラに仕上がる専用コースも配信される。

炊飯履歴も自動保存され、「土曜日の朝ごはん」「お弁当用」など名前を付けてお気に入り登録すれば、毎回の設定が不要に。みまもり機能では、離れて暮らす高齢の親が毎日炊飯しているかを確認でき、安否確認にも活用できる。

🎨 操作性とデザインの違い

RC-10ZWXは4.3インチカラータッチ液晶採用で、まるでスマートフォンを操作するような感覚。メニュー画面には炊き上がりのイメージ写真が表示され、「しゃっきり」を選べば粒がはっきりした写真、「もちもち」を選べばつやつやした写真が現れ、視覚的に仕上がりをイメージしやすい。

画面をスワイプすれば次のメニューへ、タップすれば決定。本体には一切ボタンがないため、凹凸のないフラットなデザインで高級感も演出。使わない時は画面が消灯する「ノイズレスデザイン」により、キッチンの景観を損なわない。

RC-10SGXはバックライト液晶・ボタン操作で、早朝の暗いキッチンでも文字がはっきり見える。物理ボタンは「カチッ」という押し心地があり、押し間違いを防げる安心感も。使用時に必要なボタンだけが光る「アシストライティング」機能で、次に押すべきボタンが一目瞭然。長年ボタン式を使ってきた人や、タッチ操作が苦手な高齢者には使いやすい設計。

⏰ 予約メモリー数の違いが生活を変える

RC-10ZWXの予約メモリー4個は、現代の多様な生活スタイルに対応。例えば、平日朝6:00（お弁当用）、平日夜19:00（夕食用）、休日朝8:00（ゆっくり朝食）、休日夜18:00（早めの夕食）と、曜日や用途に合わせて設定可能。

シフト勤務の人なら、早番用・遅番用・夜勤明け用・休日用と使い分けられる。RC-10SGXの予約メモリー2個でも朝・夜の基本的な使い方なら十分対応できるが、生活パターンが複雑な家庭ではRC-10ZWXの4個設定が威力を発揮。

🧹 クリーニング機能の進化

RC-10ZWXは煮沸クリーニングを搭載し、10分・30分・60分の3段階から選択可能。高温での煮沸により、内ぶたの汚れや本体のニオイをより効果的に除去。

RC-10SGXは標準的なクリーニング機能で、10分から60分まで10分単位で細かく時間設定が可能。

💨 「乾燥コース」で後片付けが劇的に楽に（共通機能）

両モデルに搭載された乾燥コースは、炊飯器ユーザーの「あるある」な悩みを解決する画期的な機能。洗い終わった内釜と内ぶたを水切りカゴに置くと場所を取り、拭いても水滴が残りがち。特に内ぶたの細かい部分は完全に乾かすのが難しい。

この機能なら、洗った後に軽く水を切って炊飯器にセットし、「乾燥コース」を選ぶだけ。約30分で温風により隅々まで乾燥が完了。キッチンの限られたスペースを有効活用でき、次の炊飯時にも清潔な状態で使える。忙しい朝の時間帯でも、洗ってセットしておけば出かける前には乾燥完了。

RC-10ZWXとRC-10SGXの本質的な違いは、「どこまで炊飯器を使いこなしたいか」の差。70銘柄もの炊き分けで全国のお米を楽しみ、スマホから自在に操作し、4つの予約設定で複雑な生活リズムに対応する。そんな「炊飯器のフル活用派」にはRC-10ZWX。基本性能は同じでも、必要な機能に絞り、シンプルに美味しいごはんを楽しむ「実用重視派」にはRC-10SGX。どちらも東芝の真空技術で、ツヤツヤの美味しいごはんが炊ける。

🔬 東芝独自の真空技術「真空ひたし + 追い真空」の仕組み

炊飯器の中から空気を抜いて真空状態を作ることで、お米の芯まで水が素早く浸透。これは、標高の高い山で気圧が低いと水が早く沸騰するのと同じ原理。さらに「追い真空」では、加熱しながら再び真空にすることで、水に溶け込んでいる空気も取り除く。

通常の炊飯では、加熱時に大きな泡が発生してお米同士がぶつかり合い、表面に細かな傷がついてデンプンが流出。これが炊き上がりのベタつきの原因に。しかし真空水なら泡が小さくなり、お米への衝撃が軽減されるため、一粒一粒の表面がツルツルに保たれ、見た目にも美しいハリとツヤのあるごはんに仕上がる。

どちらを選ぶべき？

家電販売の経験から一言

両モデルとも東芝の真空圧力IH技術を搭載した高性能炊飯器。店頭で実際に触ってみると、RC-10ZWXのタッチパネルは本当にスマホ感覚で、若い世代のお客様はすぐに使いこなされる。それに対してRC-10SGXのボタン式は、「やっぱりボタンがないと不安」という年配のお客様に好評。

70銘柄の炊き分けは「そんなに使うかな？」と思うかもしれないが、実際に購入されたお客様からは「ふるさと納税で届いたお米が今まで以上に美味しく炊けた」「旅行先で食べた地方米を取り寄せて楽しんでいる」という声をよく聞く。スマホ連携も最初は「必要ない」と言っていた方が、使い始めると「もう手放せない」と言われることが多い。

年間電気代の差は約15円程度（0.5kWh×31円）なので、缶ジュース1本分にも満たない。選ぶポイントは機能をどこまで使いこなすか。炊飯器は10年近く使う家電なので、今は使わないと思っても将来のライフスタイルの変化を考えて選ぶのがおすすめ。どちらを選んでも、真空圧力IHと追い真空でツヤツヤの美味しいごはんが楽しめることは間違いない。