【違い】NW-FC10とNW-NA10の違い！象印 炊飯器

🔥 3Dローテーションで火力アップ（最大の進化）

最上位モデルのNW-FC10は、底IHヒーターを6つに増強した「3DローテーションIH構造」を採用。円形ヒーター3つと楕円形ヒーター3つを配置し、縦と横の対流を生み出すことで、より激しく複雑な炊飯を実現。

NW-NA10は4つのヒーターでローテーションさせているが、NW-FC10は6つのヒーターで対角線上の2つを同時加熱。この進化により、お米がより勢いよく舞い上がり、一粒一粒に高温の熱が伝わり、ふっくらと甘みのあるご飯に仕上がる。

🍚 内釜の鉄純度向上で熱伝導アップ

NW-FC10は内釜「豪炎かまど釜」に使用する鉄の純度を向上させた。鉄の純度が上がることで、発熱効率と熱伝導性がさらに向上し、釜全体に素早く熱が伝わる。

この改良により、かまどで炊いたような大火力での炊飯がより効率的に行われ、お米の芯まで熱が通り、ごはんの弾力と甘みがアップ。わずかな違いのようだが、炊き上がりの食感に差が出る重要な進化である。

🎯 わが家炊きが121通りに拡充

NW-FC10の「わが家炊き」は121通りの炊き方に対応し、NW-NA10の81通りから大幅に増加。前回食べたごはんの感想を入力すると、炊き方を微調整して家族好みの食感に近づけていく。

より細かな調整が可能になったことで、「もう少し粘りを」「もっとしゃっきり」といった微妙な好みの違いにも対応。まさに「わが家だけの味」を追求できる機能に進化した。

🥣 粒立ちがゆメニューを新搭載

NW-FC10には新たに「粒立ちがゆ」メニューが追加された。通常のおかゆとは異なり、お米の粒感を残しながら、さらっとした食感に仕上げる専用モード。

健康志向の高まりから、おかゆを日常的に食べる人が増えている中、本格的なおかゆが手軽に作れるのは嬉しい機能。離乳食や体調不良時だけでなく、ヘルシーな朝食としても活用できる。

📏 サイズと重量の違い

NW-FC10は幅26×奥行33×高さ23.5cmと、NW-NA10の23×30.5×20.5cmよりひと回り大きい。重量も約8.0kgと、NW-NA10の約6.5kgより1.5kg重い。

サイズアップの理由は、6つのヒーターを搭載した3DローテーションIH構造によるもの。設置スペースに余裕があるか確認が必要だが、炊飯器は一度設置すれば動かすことは少ないため、性能を優先するなら許容範囲といえる。

つまりNW-FC10とNW-NA10の違いは、3DローテーションIH構造による火力強化、内釜の鉄純度向上、わが家炊きの拡充、粒立ちがゆメニューの追加、そしてサイズ・重量の増加など。炊飯性能は確実に進化しているが、価格差も大きいため予算との相談が必要。

どっちがおすすめ？

家電販売の経験から一言

炎舞炊きシリーズは象印が誇る最高峰の炊飯器。2018年の初代から進化を続け、今や圧倒的な人気を誇る。NW-FC10の3DローテーションIH構造は、6つのヒーターで生み出す複雑な対流により、お米の一粒一粒が踊るように炊き上がる。実際に店頭で試食すると、その違いは歴然。ただし価格差は約2～3万円と大きい。NW-NA10でも十分に炎舞炊きの実力を体感できるため、予算重視なら中位モデルも賢い選択。どちらを選んでも、毎日のごはんが楽しみになることは間違いない。設置スペースと予算、そして求める炊飯性能のバランスで選ぶのがポイントだ。