NW-BB10とNW-YC10の違い！象印 炊飯器

🍚 内釜の違い：鉄器コートの有無

NW-BB10には鉄器コート黒まる厚釜を搭載。釜全体に熱が伝わる形状に加え、IH加熱と相性が良く発熱効率の高い鉄を釜外面にコーティングしている。炊きムラを抑える効果がある。

これに対しNW-YC10は黒まる厚釜のみ。鉄器コートがないため、発熱効率ではNW-BB10に一歩譲る形となる。ただし釜厚は同じ1.7mmで、どちらも3年間のフッ素加工無償交換保証付き。

🎯 49通りわが家炊きで家族好みに進化

NW-BB10最大の特徴が49通りのわが家炊き機能。前回食べたごはんのかたさや粘りの感想をアンケートに回答するだけで、水の量を変更せずに炊き方を微調整。炊くたびに好みの食感に進化していく。

お米は同じ銘柄でも産地や気候の変動で食感が微妙に変わる。わが家炊きはこの変化に対応し、いつでも家族好みの食感を実現する画期的な機能。NW-YC10にはこの機能がない。

⚡ 約16分で炊ける白米特急メニュー

NW-BB10には白米特急メニューを搭載（1合なら約16分で炊飯完了）。0.5～4合まで対応し、約14～24分で炊き上がる。朝の忙しい時間や急な来客時に重宝する機能。

NW-YC10には白米特急メニューがない。白米急速メニューは両機種とも搭載しているが、特急メニューほどの時短効果はない。毎日の忙しい生活で時短を重視する人にとって、この差は大きい。

🍱 冷凍ごはん専用メニューの有無

NW-BB10には冷凍ごはんメニューを搭載。高圧力1.3気圧をかけ、お米の中に水分を閉じ込めることで、レンジであたためてもパサつきやベタつきを抑える。炊飯直後も解凍後もふっくらおいしい。

週末にまとめて炊いて冷凍保存する習慣がある人には必須の機能。NW-YC10にはこの専用メニューがないため、冷凍保存を前提とする場合、解凍後の食感に差が出る可能性がある。

🍚 炊き分け圧力：7通り vs 3通り

NW-BB10は7通りの炊き分け圧力を実現。白米だけで5通り（しゃっきり・ややしゃっきり・ふつう・ややもちもち・もちもち）の食感に炊き分けられる。すしめし、玄米を含めると7通り。

NW-YC10は3通りの炊き分け圧力（ふつう・すしめし・しゃっきり）。基本的な炊き分けには対応しているが、細かな食感調整はできない。料理や気分に合わせて細かく炊き分けたい人にはNW-BB10が適している。

⏰ 保温時間：40時間 vs 30時間

NW-BB10は極め保温で40時間までおいしく保温可能。底センサーが保温に最適な火加減で温度コントロールし、水分の蒸発を抑える。朝炊いたごはんを翌日の夕方まで保温しても問題ない。

NW-YC10はうるつや保温で30時間。保温の仕組みは同様だが、保温可能時間が10時間短い。ただし一人暮らしや少人数世帯で毎回食べきる場合は、この差はあまり気にならない。

🌾 雑穀米の炊き分け機能

NW-BB10には雑穀米炊き分け3コースを搭載（しゃっきり・ふつう・もちもち）。ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素が豊富な雑穀米を、3通りの食感で楽しめる。

NW-YC10にも雑穀米メニューはあるが、炊き分け機能はなくふつうのみ。健康志向で雑穀米を日常的に食べる人で、食感にもこだわりたい場合はNW-BB10を選ぶべき。

📺 液晶の見やすさ：高コントラスト vs グレー

NW-BB10には高コントラスト液晶を搭載。文字やアイコンがくっきり見やすく、操作性が向上している。特に明るいキッチンや、視力に不安がある人でも見やすい。

NW-YC10はグレー液晶。必要十分な視認性はあるが、高コントラスト液晶と比べると見やすさでは一歩譲る。普通の照明環境であれば問題なく使用できる。

📐 サイズと重量の違い

NW-YC10の方がコンパクトで軽量。幅が2.5cm小さく（25cm vs 27.5cm）、重量も1kg軽い（5.0kg vs 6.0kg）。ふた開き時の高さも2.5cm低い（42cm vs 44.5cm）。

キッチンスペースが限られている場合や、炊飯器を頻繁に移動させる場合は、NW-YC10のコンパクトさが有利。ただし奥行はNW-YC10の方が2cm大きい点に注意（36.5cm vs 34.5cm）。

🧹 本体のお手入れのしやすさ

NW-BB10にはフラットフレームを搭載。本体上部の凹凸が少なく、拭き掃除がしやすい構造。日々のお手入れの負担を軽減できる。

NW-YC10にはフラットフレームがないため、本体上部の拭き掃除では若干手間がかかる。ただし毎回洗うのは内ぶたと内釜の2点だけという点は両機種共通で、基本的なお手入れは簡単。

つまりNW-BB10は、49通りわが家炊き、白米特急メニュー、冷凍ごはんメニュー、40時間保温、7通り炊き分け圧力、鉄器コート内釜、高コントラスト液晶、フラットフレームなど充実の機能を搭載した上位モデル。これに対しNW-YC10は、基本機能に絞りコンパクトさと軽さを重視した下位モデル。炊飯性能の基本である豪熱大火力は共通なので、細かな炊き分けや時短機能が必要かどうかで選べばよい。

✅ NW-BB10がおすすめの人

• 49通りわが家炊きで家族好みに炊き分けたい人
• 白米特急メニューで時短炊飯を重視する人
• 冷凍保存を前提にまとめて炊く習慣がある人
• 40時間保温で長時間おいしく保温したい人
• 7通りの炊き分け圧力で細かく食感調整したい人
• 雑穀米を3通りの食感で楽しみたい人
• 鉄器コート内釜で炊きムラを抑えたい人
• 高コントラスト液晶で見やすさを重視する人
• フラットフレームで本体のお手入れを簡単にしたい人
• 充実した機能を求める人

💰 NW-YC10がおすすめの人

• 基本的な炊飯機能があれば十分と考える人
• コンパクトで軽い炊飯器が欲しい人
• キッチンスペースが限られている人
• 30時間保温で足りる人（少人数世帯）
• 購入費用を抑えたい人
• シンプル機能で十分な人
• 豪熱大火力の基本性能を重視する人