【鬼比較】NJ-VS18Hと型落ちNJ-VS18Gの違いを比較！三菱電機/炭炊釜

🍖 低温調理機能で炊飯器の使い方が広がる（最大の違い）

NJ-VS18Hでは、新たに低温調理機能が搭載された。65℃～75℃の温度設定と5～180分の時間設定が可能で、炊飯以外の調理もできるようになった。袋に食材を入れて内釜にセットするだけの「ほったらかし調理」で、手軽にヘルシーメニューが作れる。

サラダチキンなら70℃で130分、鮭フレークなら65℃で45分といった具合に、高タンパク・低カロリーな料理を簡単に調理可能。大容量1升炊きの特性を活かし、一度に大量のサラダチキンや鮭フレークを仕込める。家族が多い家庭や作り置きをする人には特に重宝する機能。

型落ちモデルNJ-VS18Gには低温調理機能がないため、炊飯専用機としての使用に限られる。10合の大容量を活かして週末にまとめ炊きし、平日は低温調理でおかずを作るという活用法も提案されている。

🧼 SIAA認定抗菌は型落ちのみ（NJ-VS18Gの独自機能）

SIAA認定抗菌加工はNJ-VS18G（型落ち）のみに搭載されている。ふた開きボタンに抗菌剤を配合し、99%以上の抗菌効果を実現。JIS Z 2801に基づく試験で認証を受けた確かな機能となっている。

毎日触れるふた開きボタンだからこそ、衛生面を重視する人にとっては見逃せないポイント。特に1升炊きは家族人数が多い家庭で使われることが多く、衛生管理は重要。新モデルNJ-VS18Hではこの機能が省略されており、低温調理機能との引き換えになった形だ。

⚡ 省エネ性能は型落ちが優位

消費電力量では型落ちNJ-VS18Gがわずかに優位。炊飯時は220.3Wh/回で新モデルの223.9Wh/回より3.6Wh少ない。これに対し保温時は新モデルが22.5Whで0.8Wh少なくなっている。

1升炊きという大容量モデルだけに、毎日使用する家庭では電気代の差も気になるところ。年間の電気代に換算すると百円程度の差だが、エコ意識の高い人には参考になるデータ。本体質量も約5.9kgと、型落ちより0.1kg軽量化されている。

🎨 本体色の選択肢に大きな違い

カラーバリエーションに大きな差がある。NJ-VS18Hは「白亜麻（しろあま）」1色のみの展開。これに対しNJ-VS18Gは「黒曜（こくよう）」と「月白（げっぱく）」の2色展開で、キッチンのインテリアに合わせて選択できる。

大容量の1升炊きは存在感があるため、色選びは重要。黒色を希望する人にとってはNJ-VS18G一択となる。白色も白亜麻と月白で色調が異なり、白亜麻はやや温かみのある白、月白は青みがかったクールな白となっている。

つまりNJ-VS18Hと型落ちNJ-VS18Gの違いは、低温調理機能の有無が最大のポイント。電気代は炊飯時は型落ちが有利、保温時は新モデルがわずかに改善。それに対してSIAA認定抗菌機能は型落ちのみ、カラー展開も型落ちが2色で有利。基本的な炊飯性能は同等なので、低温調理を活用するか、黒色や抗菌機能を重視するかが選択の決め手となる。

どっちがおすすめ？

家電販売の経験から一言

両モデルとも三菱電機の備長炭 炭炊釜シリーズの1升炊きで、基本的な炊飯性能は同等の高水準。新モデルNJ-VS18Hの低温調理機能は、大家族や週末作り置き派には魅力的な機能。10合分の内釜容量を活かして、サラダチキンなら一度に5～6個は仕込める。それに対して型落ちのSIAA認定抗菌機能は、家族人数が多い家庭だからこそ価値がある。何より黒色が選べるのは型落ちだけ。大型の1升炊きは存在感があるため、キッチンの雰囲気に合わせた色選びは重要。電気代の差はわずかだが、毎日10合炊く家庭なら年間で実感できるかもしれない。炊飯器を炊飯専用で使うか、調理器具としても活用するか、そして色の好みで選択すれば間違いない。