JRI-H100と型落ちJRI-B100の違い！【口コミ】タイガー 炊飯器

🍙 お弁当派に嬉しい「おにぎりメニュー」が新搭載

JRI-H100の目玉機能は「おにぎりメニュー」の搭載。この専用プログラムで炊いたお米は、冷めても「もっちり」とした食感を保つ。朝炊いたごはんでおにぎりを作り、お昼に食べてもパサつかず、コンビニのおにぎりのような食感が楽しめる。

実はおにぎり用のごはんは、普通に炊いたごはんとは水分量や炊き方を変える必要がある。通常炊飯だと冷めると固くなりやすいが、このメニューなら最適な水分調整と温度管理で、時間が経ってもおいしいおにぎりが作れる。毎日お弁当を作る家庭や、子供の部活・塾弁当を準備する親にとって、この機能は大きな味方になる。

🧼 型落ちモデルの隠れた長所「抗菌加工しゃもじ」

意外な盲点だが、JRI-B100には「抗菌加工しゃもじ（自立式）」が付属する。しゃもじは毎日使い、常に湿った状態になりやすい道具。特に梅雨時期や夏場は雑菌が繁殖しやすく、衛生面が気になるところ。

抗菌加工があれば、雑菌の繁殖を抑制でき、より清潔に使い続けられる。小さな子供がいる家庭や、衛生面を重視する人にとっては見逃せないポイント。なお、JRI-H100のしゃもじは自立式ではあるが、抗菌加工は施されていない。

💡 電気代の違いを具体的に計算してみると

年間消費電力量の差は1.6kWh（JRI-H100：90.5kWh/年、JRI-B100：92.1kWh/年）。電気代を1kWhあたり31円で計算すると、年間約50円の差。10年使えば500円の差になる。

また、1回の炊飯で4Whの差（JRI-H100：181Wh/回、JRI-B100：185Wh/回）がある。毎日1回炊飯すると仮定すれば、年間で1,460Wh（約1.5kWh）の差。保温時も1時間あたり0.2Whの差があり、1日8時間保温すれば年間で584Whの差になる。

電気代の差は決して大きくないが、環境への配慮や長期的な節約を考える人には、わずかでも省エネ性能が高いJRI-H100が良い選択となる。

🎨 キッチンの雰囲気に合わせて選べるカラー

両モデルともブラックは共通だが、追加カラーが異なる。JRI-H100はディープブラウン、JRI-B100はホワイトを選択可能。

ディープブラウンは木目調のキッチンや、ナチュラルテイストのインテリアと相性が良い。落ち着いた色合いで高級感もある。これに対してホワイトは清潔感があり、明るいキッチンや白物家電で統一したい人向け。汚れが目立ちやすいというデメリットはあるが、こまめに拭き掃除をする人なら問題ない。

⚖️ 100gの軽量化は意外と体感できる

JRI-H100は5.4kg、JRI-B100は5.5kgで、その差は100g。スマートフォン1台分程度の差だが、炊飯器は片手で持ち運ぶことが多いため、この差は意外と体感できる。

特に、収納棚から出し入れする時や、シンクまで運んで内釜を洗う時など、日常的な動作で軽さを実感する。高齢者や力の弱い人にとっては、100gでも軽い方が扱いやすい。

つまりJRI-H100と型落ちJRI-B100の違いは、おにぎりメニューの有無、しゃもじの抗菌加工、わずかな省エネ性能と軽量化、そしてカラーバリエーション。基本的な炊飯性能は同等なので、これらの違いから自分に必要な機能を選べばよい。

どちらを選ぶべき？

家電販売の経験から一言

両モデルとも「ソレノイド式多段階圧力機構」と「遠赤5層土鍋蓄熱コート釜」を搭載した高性能炊飯器。炊き上がりの味に差はないので、付加機能で選ぶことになる。おにぎりメニューは「あったら便利」だが「なくても困らない」機能。これに対して抗菌加工しゃもじは地味ながら毎日の衛生面で差が出る。どちらも甲乙つけがたいが、お弁当派ならJRI-H100、衛生重視派ならJRI-B100という選択が妥当。電気代の差は年間50円程度なので、決め手にはならない。カラーで選ぶのも立派な選択基準だ。