【鬼比較】JPW-L180とJPW-M180の違い口コミ レビュー! [炊きたて] IHジャー炊飯器

🍚 内釜の層数と厚さで炊き上がりが変わる

JPW-L180は遠赤3層土鍋コート釜（厚さ2.0mm）を採用し、土鍋に近い蓄熱性を実現している。熱伝導性の良い素材を3層に重ね、土鍋素材の遠赤コーティングで遠赤効果を高め、お米一粒ひと粒まで熱を広く伝える。

これに対しJPW-M180は遠赤黒厚釜（厚さ1.5mm）で、金属を重ねた2層構造により効率よく内なべが発熱する。遠赤コーティングで水分をお米一粒ひと粒までムラなく均一に広げ、ふっくら粘りのあるごはんを炊き上げる。

0.5mmの厚さの差と1層の違いが、蓄熱性とごはんのふっくら感に影響する。10合という大容量でも、じっくり炊き上げたい人にはJPW-L180が向いている。

🌡️ 粒立ち保温で炊きたてのような食感をキープ

JPW-L180の粒立ち保温は、保温時にも蒸気センサーを活用することで、ごはんから出る蒸発水量を感知して昇温温度を管理する機能。蒸発水量を良好な状態で保つため、水分をごはんにとどめお米の輪郭を保ったままふっくら保温できる。

炊飯後時間が経過してもみずみずしさを保ち、ごはんのパサつきを抑制。朝炊いたご飯を夜に食べるとき、M180だと少し硬くなることがあるのに対し、L180ならふっくらした食感をキープしやすい。

JPW-M180は標準保温で、一般的な保温機能を搭載。10合炊きの大容量なので、大家族や来客が多い家庭では長時間保温することも多い。毎日保温を使う家庭や長時間保温することが多い人には、L180の粒立ち保温が向いている。

🍙 少量旨火炊きで0.5合からおいしく

JPW-L180には少量旨火炊きメニューが搭載されており、0.5合から2合までの少量をおいしく炊き上げる。通常の「白米」メニューよりも甘みを引き出す吸水温度帯を長く持続させ、昇温時の火力を上げて急激に温度を上昇させる加熱プログラムを採用。

10合炊きの大容量モデルでも、少量を炊くシーンは意外と多い。一人暮らしの家族がいる家庭や、少量だけ必要なときでも、しっかりハリと甘みを引き出せる。

JPW-M180には少量旨火炊きメニューがなく、少量高速メニューで対応する形。時短重視ならM180、少量でも味わい重視ならL180が適している。

🌾 麦めしメニューで健康志向に対応

JPW-L180には麦めし専用メニューが搭載されており、押麦ともち麦の2種類に対応している。水溶性食物繊維が豊富な大麦を白米と一緒に炊き上げる専用プログラムで、におい抑制し、毎日続けられるおいしさを実現。

2種類の大麦の特性に合わせた独自の炊飯プログラムにより、押麦のプチプチ食感ともち麦のもちもち食感を引き出す。腸活や血糖値コントロールのために、白米に麦を混ぜて炊く家庭が増えている中、専用モードがあると失敗しにくい。

JPW-M180には麦めしメニューがないため、健康志向で麦めしを日常的に食べたい人はL180を選ぶべき。

🛡️ 内なべ保証が3倍長い安心感

JPW-L180は内なべ内面コーティングの3年保証を実施している。長くご使用いただけるように、内なべの内面コーティングが3年間保証される。取扱説明書の記載事項にそわない使い方をされた場合は対象外だが、通常使用なら安心。

JPW-M180は標準の1年保証。炊飯器の内なべは使っているうちにどうしてもコーティングが剥がれてくるため、3年保証があると心強い。10合炊きは大容量なので毎日しっかり使う家庭が多い。「買い替えのサイクルはできるだけ長くしたい」「毎日しっかり使いたい」という人は、L180の方が向いている。

🎨 本体カラーはそれぞれ1色

JPW-M180はモーブブラックの1色展開。深みのある黒で、マットな質感でスタイリッシュ。モダン系のキッチンにも馴染む落ち着いた色合い。

JPW-L180はダークグレーの1色のみ。落ち着いた深みのある色で、高級感とシックな雰囲気を演出する。どんなキッチンにも合わせやすい万能色。

どちらも落ち着いた色合いで、10合炊きの大型サイズでも圧迫感を与えない配色。

つまりJPW-L180と下位JPW-M180の違いは、内釜の層数と厚さ、保温機能、少量旨火炊き、麦めしメニュー、保証期間、本体カラーなど。基本的な炊飯性能は同じなので、長時間保温や健康志向の炊飯を重視するか、シンプルさを重視するかが選択のカギになる。

どちらを選ぶべきか

家電販売の経験から一言

タイガー魔法瓶の「炊きたて」シリーズの10合炊きモデルは、極うま強火IHで高火力を実現しながら、大家族や来客が多い家庭に最適な大容量を備えたハイバリューモデル。JPW-L180は遠赤3層土鍋コート釜（厚さ2.0mm）と粒立ち保温、少量旨火炊き、麦めしメニュー、3年保証という充実した機能で、ごはんのおいしさと長時間保温の品質、健康志向の炊飯を求める人に向いている。特に粒立ち保温は蒸気センサーでごはんの水分量を管理するため、朝炊いたご飯を夜に食べてもパサつきにくく、みずみずしさを保つ。10合炊きの大容量なので、大家族では長時間保温することも多く、この機能は非常に役立つ。麦めしメニューも押麦ともち麦の2種類に対応し、においを抑制して毎日続けられるおいしさを実現している点が魅力。内なべ内面コーティング3年保証も、毎日しっかり使う大容量モデルでは心強い。JPW-M180は遠赤黒厚釜（厚さ1.5mm）で、2層構造ながら効率よく発熱し、ふっくら粘りのあるごはんを炊き上げる。モーブブラックの落ち着いた色合いで、10合炊きの大型サイズでも圧迫感を与えない。少量高速メニューで時短炊飯も可能で、忙しい家庭に便利。白米中心でシンプルに使いたい人には十分な機能を備えている。両モデルとも極うま強火IHと多彩なメニューは共通なので、長時間保温や健康志向の炊飯を重視するならL180、シンプルさを重視するならM180という選び方が賢明。どちらを選んでも、約110～115℃の高温蒸らしでお米本来の甘みと旨みを引き出す高火力炊飯は変わらない。大家族や来客が多い家庭、イベントやパーティーで大量に炊くことが多い家庭には、10合炊きの大容量が心強い味方になる。