ER-S6BとER-M5Bの違い 口コミ・レビュー！単機能レンジ /東芝

⚡ レンジ出力と加熱スピードの差（最大の違い）

ER-S6Bは最高出力900Wのインバーター式で、短時間であたためが完了する。定格連続高周波出力も600Wと高く、コンビニ弁当や冷凍食品をすばやく加熱できる。

これに対しER-M5Bは、50Hz地域で520W、60Hz地域で650Wが最高出力となり、定格連続高周波出力は350W。同じ量の食品をあたためる場合、ER-S6Bより時間がかかる。ただし最高出力の継続時間はER-M5Bが最大8分と長く、ER-S6Bの1分30秒より余裕がある。

🔘 操作方式とセンサーの有無

ER-S6Bはボタン式で、絶対湿度センサーを搭載。食品から発生する蒸気を検知して自動で加熱を調整するため、ワンタッチであたためが完了する。自動メニューは「あたため」「冷凍ごはん・冷凍おかず」「のみもの」「お弁当」の4種類を搭載。

ER-M5Bはダイヤル式で、センサー非搭載のシンプルな構造。時間を回して設定し、スタートするだけの直感的な操作が特徴。自動メニューはなく、すべて手動で時間設定する必要がある。

🚪 ドア開き方の違い

ER-S6Bは縦開き（たて開きドア）で、ドアが上に開く構造。設置場所の左右にスペースがなくても開閉でき、狭いキッチンでも使いやすい。

ER-M5Bは横開き（よこ開きドア）で、ドアが左側に開く一般的な構造。大きなお皿や容器を出し入れしやすく、中の様子も確認しやすい。設置場所の左側にドアが開くスペースが必要になる点は注意。

📺 表示パネルの違い

ER-S6Bはホワイトバックライト液晶を搭載し、暗いキッチンでも文字が見やすい。操作ボタンも大きく設計されており、使い勝手が良い。

ER-M5Bはタイマー部分がLED表示で、文字が光って見やすい仕様。液晶のような細かい情報表示はないが、残り時間の確認には十分。

📐 設置条件と本体サイズの違い

外形寸法は幅と高さが同じで、奥行だけER-S6Bが354mm、ER-M5Bが349mmとわずかに異なる。

設置寸法はER-S6Bが左10cm以上・右4.5cm以上と左右で条件が異なるのに対し、ER-M5Bは左右とも5cm以上で均等。設置場所を選ぶ際、ER-M5Bの方がシンプルに計算できる。

質量はER-S6Bが約10kg、ER-M5Bが約12kgで、2kgの差がある。持ち運びや設置時の負担を考えるとER-S6Bが有利。

🌿 省エネ性能の違い

年間消費電力量はER-S6Bが59.9kWh/年、ER-M5Bが59.5kWh/年で、ER-M5Bがわずかに省エネ。省エネ基準達成率もER-M5Bが101%でER-S6Bの100%を上回る。

とはいえ差は0.4kWh/年とごくわずかで、電気代に換算すると年間約12円程度の差。実用上はほとんど気にならないレベルといえる。

つまりER-S6Bと下位ER-M5Bの違いは、レンジ出力、操作方式、センサーの有無、ドア開き方、表示パネル、設置条件、質量など。両モデルとも17Lフラット庫内でヘルツフリー対応なので、全国どこでも使用可能。高出力でワンタッチ操作を求めるか、シンプルなダイヤル操作で十分かが選択のポイントになる。

どっちがおすすめ？

家電販売の経験から一言

東芝の単機能レンジは、シンプルで使いやすいモデルとして定評がある。ER-S6Bは900Wの高出力と絶対湿度センサーによるワンタッチあたためが魅力で、忙しい朝や帰宅後にすばやく食事を準備したい人向け。縦開きドアは狭いキッチンでも場所を取らない。ER-M5Bはダイヤルを回すだけの直感的な操作で、機械が苦手な人でも迷わず使える。横開きドアは大きな容器の出し入れがしやすく、中の様子も確認しやすい。どちらも17Lフラット庫内でお手入れ簡単、ヘルツフリーで全国対応。使い方に合わせて選ぶのが賢明。