『鬼比較』ER-60Bと型落ちER-60Aの違い口コミ レビュー！石窯オーブン /東芝

🍞 トースト時間で型落ちが圧勝（朝の2分は貴重）

忙しい朝、トーストが焼き上がるまでの時間は想像以上に長く感じるもの。型落ちER-60Aは6枚切り食パン2枚を5分45秒で焼き上げるが、新モデルER-60Bは7分40秒かかる。この約2分の差は、朝の支度で1分1秒を争う家庭にとって大きな違いとなる。

さらに冷凍トーストでは、ER-60Aが8分30秒、ER-60Bが9分40秒と約1分10秒の差。週末にまとめ買いして冷凍保存する家庭では、この時間差が毎朝のストレスになりかねない。型落ちが早い理由は定かではないが、ヒーター出力の違いや内部構造の改良が影響している可能性がある。

⚖️ 2kg軽量で扱いやすさアップ！でも実は型落ちが軽い

電子レンジの重さは日常の使い勝手に直結する。型落ちER-60Aは約13kgと、新モデルER-60Bの約15kgより2kg軽い。2kgといえば、2リットルのペットボトル1本分。キッチンの模様替えや大掃除での移動、新居への引っ越しなど、動かす機会は意外と多い。

特に女性や高齢者にとって、この重量差は大きい。レンジ台から降ろして底面を掃除したり、故障時に修理に出したりする際も、13kgなら何とか一人で持てるが、15kgになると躊躇する重さ。新モデルが重くなった理由は、グリルヒーターの強化（800W→1400W）や内部構造の改良によるものと推測される。

🧽 お手入れ革命！庫内よごれプロテクト vs 遠赤・脱臭ブラックコート

毎日使う電子レンジだからこそ、お手入れのしやすさは重要。新モデルER-60Bの「庫内よごれプロテクト」は、特殊なコーティングで汚れの付着を防ぎ、付いても落としやすい設計。カレーやミートソースが飛び散っても、濡れたふきんでサッと拭くだけでキレイになる。

対する型落ちER-60Aの「遠赤・脱臭ブラックコート」は、汚れ防止より加熱効率と脱臭機能を重視。魚料理後の生臭さや、ニンニク料理の匂い残りを抑える効果がある。遠赤外線で食材の中までムラなく加熱できるため、冷凍食品の解凍や再加熱に強みを発揮する。どちらも一長一短で、使い方によって選ぶべきモデルが変わってくる。

💡 暗い場所でも安心！バックライト液晶表示の威力

キッチンの照明環境は家庭によって様々。新モデルER-60Bの「バックライト液晶表示（ホワイト）」は、液晶画面自体が発光するため、薄暗い朝や夜間でもハッキリと表示が見える。残り時間や設定温度を確認するために顔を近づける必要がなく、料理しながらでも一目で状況を把握できる。

型落ちER-60Aはバックライトなしの通常液晶。明るい場所では問題ないが、逆光や薄暗い環境では見づらくなる。特に老眼が始まった世代や、視力に不安がある人にとって、この違いは日々のストレスに直結する。操作ミスによる加熱しすぎや、時間設定の間違いも防げるため、安全面でもバックライト付きに軍配が上がる。

🔥 グリル性能が大幅強化！600Wの差は想像以上

新モデルER-60Bのグリルヒーター出力は1400Wと、型落ちER-60Aの800Wから大幅にパワーアップ。この600Wの差は、グラタンの焼き色、ピザのチーズの溶け具合、焼き魚の皮のパリパリ感など、仕上がりに明確な違いをもたらす。

例えばグラタンなら、ER-60Aでは表面に焼き色を付けるのに時間がかかり、その間に中身が加熱されすぎてドロドロになることも。ER-60Bなら短時間で美しい焼き色が付き、中はクリーミーなまま仕上がる。焼き魚も皮はパリッと、身はふっくらジューシーに。グリル料理を頻繁に作る家庭なら、この性能差は見逃せない。

🍱 あたため機能が賢く進化！人数に合わせた最適加熱

新モデルER-60Bは「あたため1人分／2人分」という画期的な選択肢を搭載。従来の「ごはん」「おかず」という食材別の選択から、量に応じた選択へと進化した。一人暮らしの夕食も、家族の朝食も、それぞれに最適な加熱ができる。

型落ちER-60Aの食材別選択も悪くないが、「ごはんとおかずを一緒に温めたい」「カレーは『ごはん』？『おかず』？」といった迷いが生じることも。ER-60Bなら「2人分」を選ぶだけで、食材の種類を問わず適切に加熱してくれる。家族の食事時間がバラバラな現代の生活スタイルにマッチした進化と言える。

🎛️ 操作ボタンの配置変更で使い勝手が進化

操作ボタンの配置は、毎日の使いやすさに直結する重要な要素。新モデルER-60Bは右側に縦並びの配置で、立ったままの自然な姿勢で操作できる設計。手を横に伸ばして、上から下へ視線を動かすだけで全ボタンを確認できる。

型落ちER-60Aは下側に横並びの配置。かがんで操作することが多く、腰への負担が気になる人もいるかもしれない。ただし、文字がハッキリとした見やすいデザインは型落ちの方が優れており、高齢者や視力に不安がある人には操作しやすい。デザイン性を取るか、文字の見やすさを取るか、これは使う人の好みと状況による選択となる。

📐 設置スペースの自由度が向上！左右均等でスッキリ配置

キッチンのレイアウトは千差万別。新モデルER-60Bは左右とも3.0cm以上の均等なスペースで設置可能。これにより、キッチンの中央に置いても、端に寄せても、見た目がスッキリする。

型落ちER-60Aは左1.5cm以上、右4.5cm以上という非対称な設置条件。右側に壁がある場所では設置できないケースも。また、見た目のバランスも悪くなりがち。狭いキッチンで少しでもスペースを有効活用したい場合、この違いは意外と大きい。引っ越しが多い人や、模様替えを楽しむ人にも、ER-60Bの方が融通が利く。

つまりER-60Bと型落ちER-60Aの違いは、トースト時間、重量、お手入れ方法、表示の見やすさ、グリル性能、あたため機能の賢さ、設置の自由度など多岐にわたる。どちらも基本性能は高いが、使い方や重視するポイントによって最適な選択が変わってくる。

どちらを選ぶべき？

家電販売の経験から一言

両モデルとも東芝の角皿式スチームオーブンレンジとして完成度は高い。最大の違いはトースト時間で、朝食にトーストが欠かせない家庭なら型落ちER-60Aの方が満足度が高いかもしれない。毎朝2分の差は年間で12時間以上の時短になる。逆に、グリル料理やオーブン料理を楽しみたいなら、600Wも出力が高いER-60Bが断然有利。お手入れの楽さも新モデルが上で、毎日使うものだけに、この差は大きい。重量は型落ちが2kg軽いが、一度設置すれば動かさない人には関係ない。バックライト液晶は高齢者がいる家庭では重宝する。どちらを選んでも基本性能は十分なので、自分の使い方をよく考えて選ぶことが大切。