【鬼比較】A4Rと型落ちA4Nの違い口コミ:レビュー!ハイセンスFHD/HD液晶テレビ

🖥️ 4Kテレビ向けエンジンを搭載した新モデル

A4Rシリーズに搭載される「HI-VIEWエンジン 2K+」は、TVS社と共同開発した4Kテレビ向け映像エンジンを採用。型落ちA4Nの「HI-VIEWエンジン 2K」と比べて、より明るさがアップし高精細で高画質な映像処理を実現している。

地上波デジタル放送はもちろん、ネット動画、スポーツ観戦、映画、ゲームなど、さまざまなコンテンツに最適化された映像処理により、クラスを超える高画質を楽しめる。FHD/HD液晶テレビでありながら、4Kテレビで培った技術を投入した点が最大の進化ポイント。

発売時期はA4Rが2025年8月、A4Nが2024年4月と、約1年4ヶ月の差がある。この期間に映像処理技術が大きく進歩したことが分かる。

✨ サイズごとに異なるパネル仕様の違い

パネル仕様はサイズごとに異なる戦略を採用。40V型と24V型では、A4Rがより明るくなった「高コントラストパネル」、A4Nが「VAパネル」という名称だが、どちらもコントラスト比の高い映像を実現する。

注目すべきは32V型の違い。A4Rは「広視野角パネル」を採用し、斜めから見ても美しい映像を維持。これに対しA4Nは「ADSパネル」に加えて「低反射パネル」を搭載。従来製品比で50%以上反射を低減し、明るい部屋でも映り込みの少ない画面を実現している。

32V型において、新モデルA4Rは視野角の広さを重視し、型落ちA4Nは低反射性能を重視という、異なるアプローチを取っている点が興味深い。リビングでの設置場所や視聴環境によって、どちらが適しているか変わってくる。

🔌 省エネ性能の向上（40V型）

40V型において、新モデルA4Rは消費電力を削減。定格消費電力は75Wと、型落ちA4Nの83Wから8W削減。年間消費電力量も65kWh/年と、69kWh/年から4kWh削減している。

省エネ基準達成率も126%と、118%から8ポイント向上。4Kテレビ向けエンジンを搭載しながらも、電力効率を改善している点は評価できる。32V型も定格消費電力が55Wと60Wから5W削減されており、技術の進歩が感じられる。

24V型については、両モデルとも定格消費電力50W、年間消費電力量42kWh/年、省エネ基準達成率85%と完全に同じ。このサイズでは電力効率の改善余地が少ないようだ。

🎮 音響機能とネット動画サービスの違い

音響面では、両モデルとも「オートボリューム」「クリア音声」「VIRフィルター」「サウンドリマスター」といったEilex技術を採用。仕様表の記載方法は異なるが、実際の機能は同等。どちらも「eilex音響処理」として、これらの機能を搭載している。

VODダイレクトボタンも両モデル共通で12社の動画配信サービスに対応。電源オフ状態からでもボタン一つで起動し、選択した動画配信画面に入れる便利な機能。

ネット動画サービスの違いは、SPOOXの対応有無のみ。型落ちA4NではSPOOXに対応しているが、新モデルA4Rでは非対応となっている。その他のNetflix、Amazon Prime Video、Disney+、YouTubeなど主要サービスは両モデル共通。

📡 接続端子の違い

接続端子で大きな違いがあるのがビデオ入力端子。型落ちA4Nは全サイズでビデオ入力端子を搭載しているのに対し、新モデルA4Rは24V型のみ搭載で、40V型と32V型では省略されている。

古いビデオデッキやゲーム機を接続したい場合、40V型や32V型ではA4Nを選ぶか、別途HDMI変換器を用意する必要がある。24V型については両モデルともビデオ入力端子を搭載しているため、この点での差はない。

🔄 その他の共通機能

両モデルとも「VIDAA OS」を搭載し、起動やレスポンス、アプリへのアクセスが高速。「VIDAA VOICE」による音声操作にも対応し、音量調整や入力切替、動画検索などを声で操作できる。

録画機能は裏番組録画に対応するが、2番組同時録画は両モデルとも非対応。地上デジタルチューナーとBS・110度CSデジタルチューナーを各2基搭載しており、視聴中に裏番組を録画することは可能。

ゲーム機能では「低遅延ゲームモード」と「ALLM設定」を両モデルとも搭載。FPSや格闘ゲームなど、反応速度が重要なゲームも快適にプレイできる。

✅ A4Rがおすすめの人

• 4Kテレビ向けエンジンの高画質を求める人
• 40V型で省エネ性能を重視する人
• 32V型で広視野角が必要な人（家族視聴）
• ビデオ入力端子が不要な人（40V/32V型）

💰 A4Nがおすすめの人

• 32V型で低反射パネルを求める人（窓際設置）
• ビデオ入力端子が必要な人（40V/32V型）
• SPOOXを利用したい人
• 基本性能で十分満足できる人
• 実績のある製品を選びたい人

📌 まとめ：A4RとA4Nは、どちらもVIDAAシステムを搭載した使いやすいテレビ。A4Rは4Kテレビ向けエンジンを搭載し、より高画質な映像処理を実現。40V型では省エネ性能も向上している。それに対してA4Nは32V型に低反射パネルを搭載し、明るい部屋での視聴に適している。また、40V/32V型にビデオ入力端子があるため、古い機器との接続も可能。用途と設置環境に応じて選択すれば間違いない。