【鬼比較】75Z970Rと75Z875R の違い口コミ:レビュー! Mini LED4K液晶テレビREGZA

🔊 大画面に相応しい音響システムの差

75型という大画面サイズにおいて、音響システムの差は特に重要。75Z970Rは「重低音立体音響システムZIS」と「レグザイマーシブサウンド360 PRO」を搭載し、総合出力150W。13個のスピーカーによる5.1.2ch対応で、大画面に相応しい迫力のサウンドを実現。

メイン×4、サイド×4、トップ×2、センター×2、ウーファー×1という構成により、75型の画面幅全体から音が広がる設計。特に映画やスポーツ中継では、スタジアムにいるような臨場感を体験できる。

75Z875Rの「重低音立体音響システムZ」も70W出力と7個のスピーカーで十分な性能を持つが、大画面との音のバランスを考えると、75Z970Rの方がより自然で没入感のある視聴体験を提供。

✨ 大画面で際立つパネル技術の違い

75Z970Rの「高輝度ファインMini LED液晶」は、75型という大画面でこそその真価を発揮。Mini LEDの細密化により、画面の隅々まで精細なエリア制御が可能となり、大画面特有のムラを抑制。

これに対し75Z875Rは「高輝度Mini LED液晶」に「広色域量子ドット」を搭載。大画面で風景や自然番組を視聴する際、量子ドットによる鮮やかな色彩表現が映える。特に4K HDRコンテンツでは、広大な風景の奥行き感と色の深みを堪能できる。

低反射処理では75Z970RのARコートが優位。75型の大画面は外光の映り込みも大きくなるため、ARコートによる反射低減効果は視聴の快適性に直結する。

🤖 広いリビングで活きるミリ波レーダー

75型を選ぶ家庭は広いリビングが多く、75Z970Rの「ミリ波レーダー」機能が特に有効。視聴位置が変わりやすい広い空間でも、常に最適な画質と音質を維持。

ミリ波レーダー高画質は、ソファから床に座り直したり、ダイニングから視聴したりと、視聴位置が変わっても自動で画質を最適化。大画面だからこそ、視聴角度による画質変化を補正する価値が高い。

ミリ波レーダー高音質により、広いリビングのどこにいても最適な音場を形成。ミリ波レーダー省エネは、75型の消費電力を考えると実用的な機能となる。

⚡ 消費電力と画質処理技術

年間消費電力量では75Z875Rが174kWh/年と、75Z970Rの192kWh/年より18kWh少ない。年間約558円の差となるが、75Z970Rにはミリ波レーダー省エネ機能があるため、実使用では差が縮まる可能性も。

画質処理では75Z970Rの「AI超解像PRO」と「64色軸リッチカラーイメージコントロール」が優位。75型の大画面では、地デジやネット動画のアップコンバート精度の差が目立ちやすく、AI超解像PROの恩恵を実感しやすい。

「リアルブラックエリアコントロールPRO」も75型の大画面でこそ効果的。映画の暗いシーンで、画面全体の黒の締まりと暗部の階調表現を両立させる技術力の差が明確に表れる。

つまり75Z970Rと下位モデル75Z875Rの違いは、音響システムの規模（150W・13スピーカー vs 70W・7スピーカー）、ミリ波レーダー機能の有無、画質処理精度（64色軸 vs 36色軸、AI超解像PROの有無）、パネル技術の方向性（ファインMini LED vs 量子ドット）、そして年間消費電力量（192kWh vs 174kWh）。基本的なレグザエンジンZRαやタイムシフトマシンは同じなので、大画面での視聴体験の質をどこまで追求するかが選択のポイント。

どっちがおすすめ？

家電販売の経験から一言

75型は広いリビングの主役となるサイズで、音響システムの差が特に重要になる。75Z970Rの150W・13スピーカーは大画面に見合った迫力で、映画やスポーツ観戦で圧倒的な差を感じる。広いリビングでのミリ波レーダー機能も実用的で、どこから見ても最適な画質と音質を提供。しかし75Z875Rも量子ドットの色彩表現は素晴らしく、特に自然番組では75Z970R以上に美しいと感じることも。年間消費電力の差も無視できない。大画面での究極体験なら75Z970R、実用性重視なら75Z875Rという選択になるだろう。