【鬼比較】50Z870Rと50Z670Rの違い口コミ:レビュー! 4K液晶テレビREGZA

📺 タイムシフトマシン機能の決定的な違い

50Z870Rの最大の魅力は「フル機能タイムシフトマシン」を本体内蔵で搭載していること。地デジ番組を最大6チャンネルまるごと録画でき、過去番組表から見逃した番組を自由に選んで視聴できる。リモコンの「始めにジャンプ」ボタンで番組のオープニングから再生可能。

50Z670Rも「過去番組表」や「始めにジャンプ」といったタイムシフト機能は利用できるが、別売の対応機器（レコーダーやタイムシフトマシン対応レグザ）とホームネットワーク設定が必須。テレビ単体では通常録画のみで、フル機能のタイムシフトマシンは使えない。

この機能差により、50Z870Rは地デジチューナーを9個搭載（タイムシフト用6個＋通常用3個）、50Z670Rは3個のみ。USB端子も50Z870Rは4個、50Z670Rは2個と倍の差があり、複数のHDDを同時接続できる。

✨ Mini LEDパネルによる映像表現力の差

50Z870Rは「新開発 高輝度Mini LED液晶パネル」を採用。従来比約1.2倍のピーク輝度と約1.5倍のエリア分割数により、より緻密な輝度制御を実現。明暗が混在する映像でも、黒浮きを抑えて高コントラストで表現できる。

50Z670Rの「新開発 全面直下型高輝度LEDバックライト」も優秀だが、Mini LEDほどの緻密な制御はできない。HDR映画やゲームの暗いシーンで、50Z870Rの方が深い黒と輝く白を両立できる。

50型では両機種とも「リアルブラックエリアコントロール」を搭載しており、LEDを独立駆動させて高コントラストを実現。ただし、Mini LEDとの組み合わせにより、50Z870Rの方がより精密な制御が可能。

🎨 色調整能力と画質処理の違い

色調整能力では、50Z870Rが「36色軸リッチカラーイメージコントロール」、50Z670Rが「32色軸リッチカラーイメージコントロール」を搭載。36色軸により、より細かな色調整が可能となり、肌色の自然さや風景の階調表現に優位性がある。

「おまかせ録画」機能も50Z870Rだけの特権。タレント名やジャンルを設定すると、関連番組を自動録画。タイムシフトマシンと組み合わせることで、録画忘れの心配から完全に解放される。

どちらも2025年版の「レグザエンジンZR」を搭載し、基本的な画質処理能力は高いレベル。ナチュラルフェイストーン、地デジAIビューティ、ネット動画ビューティなどの高画質機能も共通している。

🔊 音響システムと省エネ性能（50型の特徴）

50型では音響システムが完全に同じ仕様。両機種とも「重低音立体音響システムZ」を搭載し、60W出力で同じパワー。スピーカー構成も「2wayメインスピーカー×4、トップスピーカー×2、ウーファー×1」で完全一致。

この点は43型と異なり、50型では音響面での差がない。Dolby Atmos対応も共通で、立体音響を楽しめる。音質重視で選ぶ場合、50型では決め手にならない。

年間消費電力量は50Z870Rが110kWh/年、50Z670Rが111kWh/年と、Mini LED搭載ながら50Z870Rの方がわずかに省エネ。年間約30円の電気代差（1kWh=30円計算）と小さいが、高機能でありながら省エネな点は評価できる。

つまり50Z870Rと50Z670Rの違いは、タイムシフトマシン機能の実装方法（本体内蔵か別売機器連携か）、Mini LEDパネルの採用、色調整能力（36色軸vs32色軸）、チューナー数とUSB端子数の差。音響システムは50型では完全に同じなので、映像と録画機能の差で選択することになる。

どっちがおすすめ？

家電販売の経験から一言

50型は設置場所にある程度余裕がある環境で選ばれることが多く、どちらを選んでも満足度は高い。50Z870RのMini LEDパネルは、明るいリビングでもHDRコンテンツの輝きを損なわない。タイムシフトマシン機能は、地デジ9チューナーにより6チャンネル同時録画しながら別番組を視聴でき、録画忘れの概念がなくなる革新的機能。50Z670Rは音響面で50Z870Rと同等の60W出力を持ち、画質も十分高いレベル。既にレコーダーを持っている人や、タイムシフト機能が不要な人には賢い選択。50型では音響の差がないため、純粋に映像品質とタイムシフト機能の必要性で選べばよい。どちらも2025年モデルの高性能機だが、フル機能を求めるなら50Z870R一択。