【鬼比較】VC-CLZ74DSとVC-SL140DSの違い口コミ:レビュー! ダストステーションタイプ

🌀 フィルターレスサイクロン式に進化（最大の変化）

VC-CLZ74DSは、目詰まりしやすいプリーツフィルターを無くしたフィルターレスサイクロン式を採用。微細なチリまで遠心分離で処理するため、お掃除の終わりまで吸引力が衰えにくい。

一般的なサイクロン式クリーナーは、ヒダ状のプリーツフィルターを採用することが多く、このフィルターはゴミが多く取れるが目詰まりしやすい。VC-CLZ74DSはこのフィルターを無くし、パワーキープシステムでパワフルな吸引力が持続する。

これに対しVC-SL140DSは従来のサイクロン式で、プリーツフィルターの定期的なお手入れ（水洗い）が必要。ただし、オートエアー洗浄機能により従来機種よりはお手入れの負担が軽減されている。

⚡ ハイパワージェットモーターで約2倍の吸引力

VC-CLZ74DSは新開発のハイパワージェットモーターを搭載し、2024年モデルVC-CLX73と比べてモーター入力が約2倍にアップ。圧倒的な吸引力を実現し、床面にしっかりと吸い付いて、フローリングの継ぎ目やドアレールなどの溝に溜まったゴミも取り除く。

これに対しVC-SL140DSはハイパワーコンパクトモーターを搭載。家庭用としては十分な吸引力を発揮するが、VC-CLZ74DSと比べるとパワーに差がある。カーペットの奥深くのゴミや、頑固なハウスダストをしっかり除去したい場合は、上位モデルの方が有利。

🪶 900gの重量差が使い心地を左右

VC-SL140DSの標準質量は1.4kg（本体0.9kg）で、VC-CLZ74DSの2.3kg（本体1.6kg）より900g軽い。この差はリンゴ約3個分、または缶ジュース約3本分に相当する。

長時間の掃除や階段の上り下り、高い場所を掃除する際には、この重量差が疲労度に大きく影響する。特に毎日掃除をする人や、腕力に自信がない人にとって、1.4kgという軽さは大きな魅力。

VC-CLZ74DSの2.3kgは、高機能とパワフル性能を実現するための設計。高出力バッテリーやハイパワージェットモーター、追加のセンサー類を搭載した結果の重さで、本格的にゴミを取り除きたい人には許容範囲内といえる。

⏱️ 連続運転時間が標準で15分の差

VC-CLZ74DSは標準モードで約50分（ヘッド使用時）、ヘッドを外すと約60分の連続運転が可能。新開発の高出力バッテリーを搭載しており、時間を掛けた念入り掃除も可能。

VC-SL140DSは標準モードで約35分（ヘッド使用時）、ヘッドを外すと約40分。一般的な住宅の掃除には十分な時間だが、広い家や複数階の掃除をする場合は、途中で充電が必要になる可能性がある。

自動モードでは、VC-CLZ74DSが約10～30分、VC-SL140DSが約10～20分。床面やゴミの状態に応じて吸引力が自動調整されるため、実際の運転時間は使用環境により異なる。

💡 ピカッとライト plusで暗い場所も明るく

VC-CLZ74DSにはピカッとライト plusが搭載されている。従来より1灯増やした3灯LEDで、本体先端に付けたままでも床面を明るく照らせるようになった。パイプ部分に装着されているため、ヘッドを交換してもライト機能が使える。

家具の下や車内、クローゼットの奥など暗い場所を掃除する際、ライトでゴミを照らし出せるため取り残しを防げる。さらに「ワンタッチブラシ」が一体化されており、簡単にブラシ掃除へ切り替えることができる。

VC-SL140DSにはLEDライト機能が非搭載。日中のフローリング掃除が中心なら問題ないが、暗い場所を頻繁に掃除する人には不便に感じる可能性がある。

🔍 ゴミ残しまセンサー plusで取り残しゼロ

VC-CLZ74DSはゴミ残しまセンサー plusを搭載。目に見えるゴミだけでなく、見落としがちな細かいゴミや髪の毛まで検知する。ゴミを検知するとインジケーターが緑から赤に変わり、ゴミがなくなると再び緑に戻るため、清掃状態を一目で確認できる。

VC-SL140DSは床見極めセンサー plusを搭載。床面の種類（フローリング、カーペットなど）に合わせて吸引力とブラシの回転スピードを自動制御するが、ゴミの有無をランプで知らせる機能はない。

VC-CLZ74DSの方は、床見極めセンサー（ブラシの回転スピードのみ制御）とゴミ残しまセンサー plusの2つのセンサーを搭載している点も違いの一つ。

✋ らくわざフリーグリップで手首が疲れにくい

VC-CLZ74DSはらくわざフリーグリップを採用。緩やかに湾曲したラウンド状のグリップ形状で、掃除する場所や使う人に合わせて自由な位置で握ることができる。様々な角度で持てるため、手首が疲れにくい。

VC-SL140DSはフィットグリップを採用。握りやすい形状で普段使いには十分だが、ラウンド状と比べると持ち方の自由度は限られる。長時間の掃除では、手首への負担がやや大きくなる可能性がある。

🧹 すみまでヘッド vs なめらか自走ヘッド

VC-CLZ74DSはすみまでヘッドを採用。回転ブラシの構造を見直すとともに、「すみまでブラシ」の毛量を増加した。掃除がしにくい壁際やホコリが溜まりやすい隅のゴミもしっかり除去でき、廊下などの狭い場所でも、ヘッドの向きを変えることなく隅々まで掃除ができる。

VC-SL140DSはなめらか自走ヘッドを採用。モーター式の自走機能で滑るようにスムーズに動き、壁際も横滑りで一気にゴミが取れる。どちらも自走式で抗菌ブラシを搭載しているが、ヘッドの構造と性能に差がある。

🗑️ ダストステーション容量とゴミ捨て期間

VC-CLZ74DSのダストステーション集じん容積は1.0Lで、約3ヶ月分のゴミを収集できる。紙パックは抗菌・消臭機能付きの「ダブル清潔紙パック」を採用し、菌や臭いを気にせず長期間使用可能。

VC-SL140DSのダストステーション集じん容積は0.8Lで、約70日分（約2ヶ月と10日間）のゴミを収集できる。同じく「ダブル清潔紙パック」を採用しているが、容量が2割少ないため、ゴミ捨ての回数がやや多くなる。

どちらも紙パックに直接触れることなく、レバーをつまむだけでゴミを捨てられ、ホコリの飛散も抑える構造。頻繁にゴミ捨てをしたくない人には、容量の大きいVC-CLZ74DSが向いている。

🔧 オートヘッドクリーニングの有無

VC-CLZ74DSはオートヘッドクリーニングを新開発。本体をダストステーションに戻すと、回転ブラシが作動して絡んだ毛を遠心力で緩ませる。緩ませた毛をスタンドに内蔵されたカッターでカットして、ヘッドの汚れと一緒にダストステーション内に吸引する。

回転ブラシに巻き付いた髪の毛は、手で取り除くのが面倒で手も汚れる。しかも絶対にブラシのゴミ取り能力を下げている。VC-CLZ74DSは自動でブラシをお手入れしてくれるため、常に最高の状態でゴミを除去できる。

VC-SL140DSにはオートヘッドクリーニング機能がないため、定期的に手動でブラシのお手入れが必要。ただし、「オートエアー洗浄」機能は両モデルとも搭載されており、本体カップ内に付着した塵を空気の流れで剥がしてダストステーション内に吸引する。

🎨 デザインとサイズ感の違い

VC-SL140DSは軽量コンパクトを追求したスリムなデザイン。本体色はシフォンベージュとアッシュブラックの2色展開で、柔らかく優しい印象。スティック時の奥行は118mmと薄型で、収納時もコンパクト（幅258×奥行265×高さ1,076mm）。ダストステーションも幅228×奥行265×高さ769mmと小さめで、限られたスペースにも設置しやすい。

これに対しVC-CLZ74DSは、力強さを表現したデザイン。本体色はジェットブラックとグレースベージュの2色で、上質感と存在感のある印象。高機能を詰め込んだ結果、スティック時の奥行は210mm、収納時は幅272×奥行328×高さ1,090mmとやや大きめ。ダストステーションも幅272×奥行328×高さ809mmで、VC-SL140DSより一回り大きい。

両モデルとも、ダストステーション、電源コード、付属品まで本体色に合わせており、製品全体の統一感を演出。VC-CLZ74DSはダストステーションに戻したときに表示パネル部をブラックアウトさせることで、インテリアになじむ洗練されたデザインを実現している。

🔋 充電時間とゼオライトフィルター

充電時間はVC-SL140DSが約2.5時間、VC-CLZ74DSが約3.0時間。VC-SL140DSの方が30分早く充電完了する。ただし、VC-CLZ74DSは高出力バッテリーを搭載しているため、充電に時間がかかるのは当然といえる。

VC-SL140DSはゼオライトフィルターを新採用。ゼオライトとはミクロな穴がたくさん空いた鉱物のことで、このフィルターは細かな穴を利用してニオイの原因を取り除く効果が期待できる。排気の臭いが気になる人には嬉しい機能。

VC-CLZ74DSにはゼオライトフィルターが非搭載。ただし、ダストステーション内の紙パックに抗菌・消臭機能が付いているため、ゴミの臭いは抑えられる。

📦 付属品の充実度

VC-CLZ74DSは付属品BOXを新たに搭載。紙パックも付属品もまとめて収納でき、ダストステーションに取り付けることも、取り外して別の場所に保管することも可能。付属品は、吸い拭き2WAYワイパー、ピカッとライト plus、ワンタッチブラシ、すき間ノズル、お手入れブラシ、紙パック1枚の7点。

VC-SL140DSの付属品は、吸い拭き2WAYワイパー、2WAYノズル、お手入れブラシ、紙パック1枚の4点。必要最低限の付属品は揃っているが、専用の収納BOXはなく、LEDライトやワンタッチブラシも付属しない。

普段使わないノズル類は置き場所に困るため、専用BOXがあると便利。VC-CLZ74DSの方が付属品の点数も多く、充実している。

つまりVC-CLZ74DSとVC-SL140DSの違いは、フィルターレスサイクロン式とハイパワージェットモーター、900gの軽量化、連続運転時間15分差、ピカッとライト plus、ゴミ残しまセンサー plus、らくわざフリーグリップ、オートヘッドクリーニング、ダストステーション容量、付属品の充実度など多岐にわたる。それに対しVC-SL140DSは、軽量コンパクト、充電時間30分短縮、ゼオライトフィルター搭載が優位点。基本的な掃除性能は両モデルとも高いため、重視する機能で選択するのが賢明。

✅ VC-CLZ74DSがおすすめの人

• 強力な吸引力を求める人
• フィルターのお手入れをしたくない人
• ブラシに絡んだ髪を自動でお手入れしたい人
• 暗い場所での掃除が多い人（LEDライト搭載）
• センサーで床のクリーンさを確認したい人
• 長時間の連続運転が必要人（標準50分）
• ゴミ捨て回数を減らしたい人（約3ヶ月に1回）
• 多機能性を重視する人
• 少し重くても高性能を求める人

💰 VC-SL140DSがおすすめの人

• 軽量性を最重視する人（1.4kg）
• 階段掃除が多い人
• 長時間持っても疲れにくいものが欲しい人
• コンパクトに収納したい人
• 基本的な掃除機能で十分な人
• 排気の臭いが気になる人（ゼオライトフィルター搭載）
• 短時間で充電を済ませたい人（2.5時間）
• シンプルな操作を好む人