【鬼比較】NA-LX125Eと型落ちNA-LX125Dの違い口コミ:レビュー/ななめドラム洗濯乾燥機

🧥 ゴールドウイン監修のダウンジャケットコース

NA-LX125Eの最大の特徴は、アウトドアブランドで有名なゴールドウイン社が監修したダウンジャケットコース。同社の品質基準とパナソニックの洗濯技術を組み合わせた専門プログラムである。

■ 洗えるダウン製品の種類

水洗い可能な表示があるダウンジャケットや中綿ジャケットに対応。防水処理品、シームレス仕様（圧着タイプ）、レザーやファー付きは洗えない。衣類の取扱い表示の確認は必須。

■ 中綿の片寄りを防ぐ工夫

開発段階で、濡れた中綿に力が加わると乾燥後に偏る現象を発見。スゴ落ち泡洗浄の穏やかな洗いと、低振動設計による脱水制御の組み合わせで解決。手洗いより中綿の偏りが少なく、均一な仕上がりになる。

■ 落とせる汚れの種類

普段の生活でつく皮脂汚れ、化粧品汚れ、外遊びの土汚れなど幅広く対応。襟回りや袖口の黄ばみは、手洗いよりも効果的に落とせることが実証されている。

🏆 手洗いより優れた洗浄品質

手洗いは洗い・脱水の作業が大変で、力の入れすぎで中綿が偏ったり型崩れしやすい。専用コースなら、折り畳んで入れるだけできれいに仕上がる。

■ 手洗いとの比較実験

JIS規格（L 0001 110）に基づく手洗い手順（3分押し洗い、2回すすぎ、1分機械脱水）と比較。専用コースの方が中綿の偏りが少なく、ふっくらと仕上がることを確認。LED透過検査でも、手洗いでは中綿の塊ができやすいが、専用コースでは均等に分布している。

■ 経済的なメリット

ダウンのクリーニング代は1着2,000～4,000円が相場。4人家族なら年間1～2万円の節約になる。店舗への持ち込みや受け取りの時間も不要に。

🔬 ゴールドウイン技術者のアドバイス

監修したゴールドウイン開発本部の技術責任者によると、ダウン製品を長持ちさせるには「汚れを早めに取り除くこと」が大切とのこと。

■ 家庭洗濯の3つのポイント

1. 全体を優しく均一に洗う
部分的に力が集中すると、羽毛が偏ったり羽軸が折れる。破損した羽毛は生地から抜けやすくなり、保温性が低下する原因に。

2. しっかりとすすぐ
洗剤が縫い目や中綿に残ると、シミのような変色が起きる可能性がある。きれいな水で何度もすすぐことが重要。

3. 乾燥中に中綿をほぐす
半乾きの状態で中綿の固まりをほぐすと、完全に乾いた時のふっくら感が復活。カビ防止と保温力維持にも効果がある。

🌍 環境に優しいはっ水剤への対応

ヨーロッパを中心に、衣類のはっ水処理は有機フッ素化合物を使わないタイプへの移行が進んでいる。日本でもフッ素フリータイプへの切り替えが始まり、ゴールドウイン社も推進中。

フッ素フリータイプは従来型より油脂汚れがつきやすい特性がある。汚れがついたままだと、はっ水基が倒れて水がしみ込みやすくなる。そのため「汚れを早めに取り除く」ことが性能維持のカギになる。

ダウンジャケットコースなら、汚れたらすぐに家庭で洗えるため、フッ素フリー製品の性能を保つのに最適な機能として評価されている。

🧽 3つのタンクで洗剤投入が便利に

NA-LX125Eにはトリプル自動投入機能を搭載。液体合成洗剤（約1010mL）、柔軟剤（約890mL）に加え、3つ目のタンクにはおしゃれ着洗剤、酸素系液体漂白剤、汚れはがし剤から選んで入れられる（約730mL）。

■ 3つ目のタンクの活用方法

• おしゃれ着洗剤：デリケートな衣類やウール・シルクなど繊細な素材向け
• 酸素系液体漂白剤：黄ばみや頑固な汚れの漂白、除菌効果が欲しい時
• 汚れはがし剤：蓄積した皮脂汚れや襟袖の黄ばみを徹底的に落とす時

毎回の計量と投入の手間がなくなり、適量を自動で入れるため洗剤の無駄もない。経済的で便利な機能。

🔥 花王と開発した汚れはがしコース＋対応コース増加

花王と共同開発の汚れはがしコースを搭載。専用の汚れはがし剤（別売）と併用すると、蓄積した皮脂汚れも予洗いなしで落とせる。月1回使うと衣類の黄ばみ予防にも効果あり。

■ NA-LX125Eで使える汚れはがし剤対応コース（5種類）

• おまかせコース
• わたし流コース
• 省エネコース（個別設定）
• 新追加 毛布コース：約40℃毛布コースより約70分短縮、約1時間32分で皮脂汚れまできれいに
• 新追加 ナイトコース：静音運転でも汚れはがし剤の効果をしっかり発揮

型落ちモデルには汚れはがし剤300ml（お試しサイズ）が同梱されるが、新モデルには付属しない。新モデルは対応コースが3から5に増え、より多くの場面で使えるようになった。

🏨 今治タオルブランド監修のタオルコース

今治タオルで有名なIKEUCHI ORGANIC監修のタオルコースを搭載。プロの技術から学んだ3つの要素「たっぷりの水」「やさしい洗い」「しっかりほぐす」を実現。パイルが立ち上がり、吸水性とふんわり感がよみがえる。

ホテルのような上質なタオルの仕上がりを家庭で再現。洗濯から乾燥まで自動で完了するため、天候に左右されない。

🔄 2度洗いモードで頑固な汚れを徹底除去

2度洗いモードでは、1回目の洗いで落とした汚れを排水し、2回目は新しい水と洗剤で洗うため、汚れ戻りがなく徹底的に洗浄できる。泥汚れや食べこぼしなど、頑固な汚れに効果を発揮。

部活のユニフォームや作業着、子供の汚れ物など、通常の洗濯では落ちにくい汚れも、予洗いなしできれいになる。時間はかかるが、手洗いの手間を考えると効率的。

📦 12kg大容量の利点

洗濯容量12kgは、4～5人家族の1日分の洗濯物をまとめて洗える大容量。週末にまとめ洗いする家庭や、シーツや毛布などの大物洗いにも余裕がある。

大容量でも本体幅604mmのコンパクト設計で、狭い洗面所にも設置可能。乾燥容量6kgで、洗濯から乾燥まで一気に完了。

⚡ 電力消費を改善

ヒートポンプユニットのコンプレッサー制御システムを最適化し、消費電力量が960Whから945Whへ約1.5%削減。年間の電気代節約に貢献する改良。

💧 はっ水回復コース（両機種に搭載）

両モデルともはっ水回復コースを搭載。ヒートポンプ乾燥の熱を使い、低下したはっ水機能を復活させる。レインウェアやスポーツウェア、アウトドア用品のメンテナンスに便利。

⏱️ 化繊60分コースは型落ちだけ

化繊60分コースはNA-LX125D（型落ち）だけの機能。化繊衣類を洗濯から乾燥まで約60分で仕上げる時短コース。急ぎの洗濯に便利だが、新モデルには搭載されていない。

🔧 排水ホース方式の違い

NA-LX125Eは切り取り式の排水ホースを採用。設置場所に合わせて必要な長さに切断して調整。一度切ると元に戻せないため、慎重な作業が必要（設置込みなら安心）。NA-LX125Dの伸縮式は、アコーディオン状に伸び縮みするため、設置の自由度が高い。

引っ越しが多い人や、将来的に設置場所を変える可能性がある場合は、伸縮式の型落ちモデルの方が扱いやすい。その反面、じゃばらの伸縮式は頻繁な伸縮や経年劣化により、亀裂や破損が生じ水漏れの原因となることもあった。新モデルは無駄なホース部分が無いのでホコリが溜まりにくく清潔、という利点もある。

つまりNA-LX125Eと型落ちNA-LX125Dの違いは、ダウンジャケットコースの有無、汚れはがし剤対応コースの拡充（毛布・ナイト追加）、省エネ性能の向上（約1.5%削減）、化繊60分コースの有無、汚れはがし剤付属の有無、排水ホース方式の変更など。トリプル自動投入やタオルコースなど主要機能は共通なので、これらの差に価値を感じるかどうかが選択のポイント。

✅ NA-LX125Eがおすすめの人

• ダウンジャケットを家で洗いたい人
• 汚れはがし剤を毛布やナイトモードでも使いたい人
• 少しでも電気代を節約したい人（省エネ1.5%向上）
• ゴールドウイン監修の品質を求める人
• 設置場所が固定で引っ越し予定がない人
• 化繊60分コースは不要な人

💰 NA-LX125Dがおすすめの人

• 汚れはがし剤300ml付属に魅力を感じる人
• 化繊60分コースで時短洗濯したい人
• 引っ越しが多い人（伸縮式排水ホース）
• 型落ちでも充実機能で満足な人
• 在庫僅少でも問題ない人