【鬼比較】NA-F7B5と型落ちNA-F7B3の違い 口コミ・レビュー/全自動洗濯機

💧 すすぎ行程見直しによる約10%節水を実現

NA-F7B5は、おまかせコースのすすぎ行程を見直し、洗浄性能を保ちながら使用水量を約12L削減。標準使用水量は約107Lとなり、NA-F7B3の約119Lと比べて約10%の節水を達成した。

1回の洗濯で12L削減できると、毎日使用した場合は年間で約4,380L、10年間では約43,800Lもの水を節約可能。これは浴槽約219杯分に相当する削減量となる。

⚡ 50Hz・60Hz両地域で消費電力量を削減

消費電力量は周波数によって異なる。50Hz地域（東日本：東京電力・東北電力管内など）ではNA-F7B5が約106Wh、NA-F7B3が約112Whとなり、新モデルの方が6Wh少ない。

60Hz地域（西日本：関西電力・中部電力・九州電力管内など）でもNA-F7B5が約113Wh、NA-F7B3が約117Whとなり、4Whの削減を実現。東日本で毎日洗濯する場合、年間で約2.2kWh、西日本では約1.5kWhの削減。電気代に換算すると東日本で年間約68円、西日本で約45円の節約となる。

💰 6年間で約7,400円の維持費削減（50Hz地域）

パナソニック公式による6年間のランニングコスト試算では、50Hz地域でNA-F7B5が約68,600円、NA-F7B3が約76,000円となり、約7,400円の差が生まれる。

60Hz地域でも消費電力量の削減があるため、NA-F7B5が約68,800円、NA-F7B3が約76,000円となり、約7,200円の差が出る。試算条件は、電気代単価0.031円/Wh×365日×6年、水道代単価0.262円/L×365日×6年で計算。毎日使う家電だからこそ、長期的な維持費の差は無視できない。

📏 幅・奥行とも6mmコンパクト化

NA-F7B5は本体サイズが556×930×566mm、NA-F7B3は562×930×572mmとなり、幅・奥行ともに6mm小型化された。わずかな差に見えるが、狭い洗面所では貴重な6mm。

洗濯機横に収納棚を置きたい場合や、ギリギリのスペースに設置する場合、この6mmが設置可能か不可能かを分ける境界線になることもある。本体質量は両モデルとも約29kgで変わらない。

🚰 排水ホースが9cm短く固定式に変更

NA-F7B5は約114cmの固定式排水ホース、NA-F7B3は約123cmの伸縮式排水ホースを採用。新モデルは9cm短くなり、長さ調整ができない仕様に変更された。

伸縮式は設置環境に合わせて長さを調整できる利点があるが、固定式の方が構造がシンプルで故障しにくいというメリットもある。設置予定場所の排水口位置を事前に確認することが重要。

🧹 糸くずフィルターの仕様が微妙に変化

両モデルとも約160mLの大容量糸くずフィルターを搭載し、手で触れることなく糸くずを捨てられる構造は共通。これは溝にフィルターがぴったりはまり、効率よく糸くずをかき出す設計である。

ただしNA-F7B3には「抗菌加工」という表記があるが、NA-F7B5にはこの表記がない。実際に抗菌加工が省かれたのか、単に表記を省略しただけなのかは公式仕様からは不明。

さらにNA-F7B3は「フィルター同士の色を変え」と明記されており、2つのフィルターを色分けして識別しやすくしているが、NA-F7B5ではこの記載が削除されている。ただし両モデルとも「ツマミが大きい」仕様なので、実用上の使いやすさに大きな差はないと思われる。

つまりNA-F7B5と型落ちNA-F7B3の違いは、すすぎ行程の効率化による節水・節電（全国どの地域でも差がある）、本体サイズの6mmコンパクト化、排水ホースの固定式化、糸くずフィルターの抗菌表記と色分けの有無など。

✅ NA-F7B5がおすすめの人

• 水道代・電気代を節約したい人（全国どの地域でも差がある）
• 毎日洗濯する頻度の高い世帯
• 環境に配慮した節水性能を重視する人
• 長期的な維持費削減を考えている人
• 設置スペースが限られている人（6mmでも小さい方がいい）
• 排水口までの距離が114cm以内の設置環境

💰 NA-F7B3がおすすめの人

• 購入費用を抑えたい人
• 伸縮式排水ホースが必要な人
• 排水口の位置が特殊な設置環境の人
• 糸くずフィルターの抗菌表記があると安心な人
• フィルターの色分けで識別しやすい方がいい人
• 在庫限りのお買い得を狙いたい人