【鬼比較】ES-12X1とES-12P1の違いを比較！シャープドラム式洗濯乾燥機

🌀 ハイブリッド乾燥NEXTで省エネNo.1（最大の違い）

ES-12X1の最大の特徴は「ハイブリッド乾燥NEXT」。ヒートポンプ乾燥にサポートヒーターを組み合わせた独自技術により、効率的な除湿乾燥を実現。これにより消費電力量は業界トップクラスの590Whを達成している。

ES-12P1はヒートポンプ乾燥のみの構成で、消費電力量は700Wh。両モデルとも優秀な省エネ性能だが、ES-12X1は年間電気代で約1,300円（毎日使用の場合）の差が生まれる。長期的に見れば大きな節約効果となる。

サポートヒーターの追加により、ES-12X1は乾燥時により安定した温度管理が可能。衣類の素材に応じた最適な乾燥を行い、シワや縮みを抑制する効果も高い。

💧 節水性能も最上位モデルが優秀

ES-12X1は標準使用水量でも優れた節水性能を発揮。洗濯時77L、洗濯〜乾燥時49Lと、ES-12P1の83L、54Lと比較して各6L、5Lの節水を実現。

この差は、年間で約2,000Lの節水効果。水道代に換算すると年間約500円の節約になる。省エネと合わせて、環境にも家計にも優しい設計となっている。

節水を実現しながらも、マイクロ高圧洗浄やマイクロ高圧シャワーによる洗浄力は両モデルとも同等。少ない水でも確実に汚れを落とす技術力の高さが光る。

🧺 コース設定の方向性が異なる

ES-12X1は「タオルケアコース」「温水極め洗いコース」「洗乾80分コース」といった、品質重視のコースを搭載。特にタオルケアコースは、タオルの吸水性や風合いを長持ちさせる独自機能で、毎日使うタオルを快適に保つ。

これに対しES-12P1は「サッと予洗いコース」「ガンコ汚れコース」「時短コース」という実用重視のコース構成。汚れものが多い家庭や、時間に追われる共働き世帯のニーズに応える設計。

温水極め洗いコース（35℃前後）は黄ばみやドロ汚れに効果的で、ES-12X1だけの機能。洗乾80分コースも3kgを約80分でスピーディーに仕上げる便利機能で、急な洗濯物に対応できる。

🧹 乾燥フィルター自動お掃除の有無

ES-12X1には「乾燥フィルター自動お掃除」機能を搭載。ブレードが自動でホコリを集めてダストボックスにまとめるため、手入れは「するポイフィルター」でつまんで捨てるだけ。

ES-12P1にはこの機能がないため、乾燥フィルターの掃除を手動で行う必要がある。毎回の手入れは面倒に感じる人も多く、メンテナンスの手軽さでは明確な差がある。

両モデルとも乾燥ダクト自動お掃除、洗濯槽自動お掃除、ドアパッキン自動洗浄は搭載しているが、日常的なメンテナンスの快適性ではES-12X1が優位。

⏱️ 運転時間と静音性のバランス

運転時間はES-12X1が洗濯約35分、洗濯〜乾燥約150分と、ES-12P1の約42分、約160分より短い。毎日の洗濯で7〜10分の時短は、忙しい朝には貴重な時間となる。

運転音については洗い時のみ差があり、ES-12P1が26dBと、ES-12X1の32dBより6dB静か。図書館の静けさ（30dB）より静かなES-12P1は、夜間や早朝の洗濯にも配慮した設計。

脱水時39dB、乾燥時42dBは両モデル共通。実用上はどちらも十分静音だが、洗い工程を重視する場合はES-12P1の静音性が魅力的。

🎨 カラー展開とデザイン性

ES-12X1はマットホワイトとグレイングレーの2色展開。インテリアや好みに合わせて選択できる点は大きなメリット。特にグレイングレーは落ち着いた色合いで、モダンな洗面所にマッチする。

ES-12P1はマットホワイトのみの展開。清潔感のある定番カラーだが、選択肢がない点は物足りなさを感じる人もいるだろう。

質量はES-12P1が約78kgと、ES-12X1の約80kgより2kg軽い。わずかな差だが、搬入時や設置時の負担が少し軽減される。外形寸法は両モデルとも同じ640×719×1,120mmで、設置スペースに差はない。

💰 年間維持費で見る経済性

1回あたりの洗濯〜乾燥コストはES-12X1が43.5円、ES-12P1が48.2円と4.7円の差。年間365回使用すると約1,700円の差額となる。

電気代の内訳を見ると、ES-12X1は18.3円/回、ES-12P1は21.7円/回。消費電力量の差（590Wh vs 700Wh）がそのまま電気代に反映されている。

水道代もES-12X1が12.8円/回、ES-12P1が14.1円/回と、節水性能の差が現れている。10年使用すれば約17,000円の差額となり、初期投資の差を回収できる可能性もある。

つまりES-12X1とES-12P1の違いは、ハイブリッド乾燥NEXTによる省エネ性能（590Wh vs 700Wh）、節水性能（49L vs 54L）、乾燥フィルター自動お掃除の有無、コース構成の方向性（品質重視 vs 実用重視）、カラー展開（2色 vs 1色）など。基本的な洗浄技術やプラズマクラスター、生成AI対応は同じなので、省エネ性能とメンテナンス性を重視するか、実用的なコースと静音性を重視するかが選択のポイント。

どっちがおすすめ？

家電販売の経験から一言

両モデルともシャープの技術力を結集した優秀機種。「どちらが買い？」だが、正直なところ使い方次第。ES-12X1の消費電力量590Whは驚異的な数値で、毎日使う家電だからこそ電気代の差は大きい。10年使えば電気代だけで約17,000円の差額になる計算。ハイブリッド乾燥NEXTは、ヒートポンプの省エネ性とサポートヒーターの安定性を両立した理想的な仕組み。タオルケアコースも実用的で、タオルがゴワゴワになる悩みを解決してくれる。それに対しES-12P1は、サッと予洗いやガンコ汚れコースなど、汚れものが多い家庭には便利な機能が揃っている。洗い時26dBの静音性も魅力的で、マンション住まいの方には安心材料。時短コースも充実しており、忙しい共働き世帯には使い勝手が良い。乾燥フィルター自動お掃除の有無は大きな差で、毎回の手入れが面倒な人はES-12X1一択。どちらも生成AI対応で洗濯の悩みを解決してくれるのは心強い。結論として、長期的な経済性とメンテナンス性を重視するならES-12X1、実用的なコースと静音性を求めるならES-12P1がおすすめ。