NR-C37WS2と型落ちNR-C37ES2の違い 口コミ・レビュー[パナソニック]

🥩 サクッと切れる微凍結（パーシャル）の有無

NR-C37WS2には「サクッと切れる微凍結」が搭載されている。約-3℃の微凍結で保存することで、肉や魚を凍り始めるギリギリの温度でおいしく保存可能。肉は食材別に約14日間あるいは約10日間、魚は約7日間新鮮に保存できる。

冷凍ではないため、そのまま「切る」「はがす」「すくう」「つまむ」ができ、解凍の手間がいらない。操作パネルでパーシャル室とチルド室を切り替えられる。これに対しNR-C37ES2はチルドルームのみの搭載となっている。

🦠 ナノイーXで庫内を清潔に

NR-C37WS2は冷蔵室にナノイーXを搭載。冷蔵室内の壁面に付着している菌も浮遊している菌も除菌し、ニオイの強い食品を入れても脱臭するため、カレーのニオイも気にならない。

脱臭機能はナノイーXとAg低温脱臭のダブル搭載。NR-C37ES2はAg低温脱臭のみなので、除菌・脱臭性能に差がある。

🥬 奥まで見えるフルオープン（野菜室）

NR-C37WS2の野菜室は引き出しが100%全開できるベアリング式高耐荷重レールを採用。大きく引き出せて奥にある食品も取り出しやすく、ケース奥まで見えることで整理しやすい。「ケース奥にある食材を使い忘れた…」という失敗も防げる。

野菜室引き出し最大奥行はNR-C37WS2が1,028mm、NR-C37ES2が945mmで、約8cm以上の差がある。

🏠 2軸ヒンジで壁際設置が可能に

NR-C37WS2は2軸ヒンジを搭載し、側面に5mmのすき間をあけていれば壁際に設置しても90度までドアの開閉が可能。固定軸とスライドする軸の2軸が別の動きをして、ドアを開くときにドアを少し内側に移動させ壁にぶつかることなく開くことができる。

NR-C37ES2は従来の1軸ヒンジのため、壁際設置では壁から15mm以上のスペースが必要。狭いキッチンスペースへの設置を考えるならNR-C37WS2が有利。

✨ ドア面材とデザインの違い

NR-C37WS2はパナソニックの国内向け冷蔵庫で初めて石目調デザインを採用。石目調の質感をシルク印刷したフルフラットガラスドアで、ガラスのデザイン素材が家具のように美しくシンプルでキッチンになじむ。カラーはストーンブラックの1色展開。

NR-C37ES2はフラットスチールドアで、カラーはマットベージュとマットホワイトの2色展開。明るい色を選びたい場合はNR-C37ES2が選択肢となる。

📦 ボトル棚収納数と質量

ドアポケットのボトル棚収納数はNR-C37ES2が1.5L×6本または2L×4本、NR-C37WS2が1.5L×5本または2L×3本。ペットボトル飲料を多く収納したい場合はNR-C37ES2が有利。

質量はNR-C37WS2が80kg、NR-C37ES2が73kgで7kgの差がある。ガラスドア採用のNR-C37WS2のほうが重くなっている。

つまりNR-C37WS2と型落ちNR-C37ES2の違いは、サクッと切れる微凍結（パーシャル）、ナノイーX、奥まで見えるフルオープン（野菜室）、2軸ヒンジ（壁際設置対応）、ドア面材（石目調ガラス）、脱臭機能、ボトル棚収納数、質量、本体色など。保鮮機能や設置性、デザインを重視するかどうかが選択のポイント。

どっちがおすすめ？

家電販売の経験から一言

パナソニックの300Lクラス冷蔵庫WSタイプとESタイプは、同じ365L・奥行60cmのコンパクトボディながら機能に大きな差がある。NR-C37WS2は「サクッと切れる微凍結」「ナノイーX」「フルオープン野菜室」「2軸ヒンジ」と上位機能をフル装備。特に2軸ヒンジは狭いキッチンで威力を発揮し、壁から5mmで設置できるのは大きなメリット。石目調ガラスドアのデザイン性も高い。NR-C37ES2はシンプル志向で、基本機能をしっかり押さえつつ軽量で扱いやすい。どちらも野菜室真ん中タイプで使い勝手は良好。