【鬼比較】MR-CX30MとMR-CX27Mの違い口コミ レビュー[三菱冷蔵庫]

🧊 自動製氷機能の有無（最大の違い）

MR-CX30Mはダイレクト給水式自動製氷を搭載している。冷蔵室内の埋めちゃっタンクから、直接製氷皿に給水して自動で氷を作る仕組み。タンクに水を入れておけば、毎日氷を使っても自動で補充され続ける。

さらに製氷皿おそうじモードも搭載しており、ボタンひとつで製氷皿をすすぎ洗いして清潔に保つ。給水タンク・ポンプ・パイプを外して洗えるため、衛生面でも優れている。

MR-CX27Mには自動製氷機能がなく、手動で製氷する必要がある。頻繁に氷を使う家庭や、来客が多い家庭ではCX30Mの自動製氷機能が大きなアドバンテージになる。

📦 容量と高さの違い

MR-CX30Mは300Lの容量で、2人暮らしから3人家族まで対応可能。冷蔵室が170Lと広く、まとめ買いした食材もゆとりを持って収納できる。

MR-CX27Mは272Lで、一人暮らしから2人暮らしに最適なサイズ。冷蔵室は142Lで、自炊中心の生活には十分な容量。高さが1,630mmと120mm低いため、女性でも上段に手が届きやすく、圧迫感も少ない。

冷凍室と野菜室の容量は両モデルとも同じ（冷凍室70L、野菜室60L）なので、容量差は主に冷蔵室に現れる。

❄️ 急速冷凍機能の搭載

MR-CX30Mには急速冷凍機能が搭載されている。素早く冷凍することで食品の細胞破壊を抑え、解凍時のドリップを減らして鮮度を保つ。

肉や魚をまとめ買いして冷凍保存する家庭では、この機能が重宝する。通常の冷凍より短時間で凍結させるため、食材の旨みや栄養素を逃しにくい。

MR-CX27Mには急速冷凍機能がないが、プレクール運転は搭載している。霜取り運転に入る前にあらかじめ庫内を冷やし、温度上昇を抑える機能で、両モデルに共通。

⚡ 年間消費電力量の差

MR-CX30Mの年間消費電力量は319kWh/年、MR-CX27Mは313kWh/年で、6kWhの差がある。

1kWhあたり31円で計算すると、年間の差は約186円。容量が28L大きいCX30Mの方がわずかに電気を使うが、実用上はほとんど気にならないレベル。質量も2kgしか変わらず（60kg vs 58kg）、設置や移動の負担もほぼ同じ。

📦 小物コーナーはCX27Mのみ

MR-CX27Mには冷蔵室に小物コーナーが設けられており、細かいものをまとめてサッと取り出せる。チューブ調味料やバターなど、散らかりやすい小物を整理するのに便利。

MR-CX30Mには小物コーナーがない代わりに、埋めちゃっタンクを採用している。タンクが埋め込み式なので、スライド室を左右いっぱいに使うことができる設計。

つまりMR-CX30Mと下位MR-CX27Mの違いは、自動製氷機能の有無、容量差28L、高さの違い120mm、急速冷凍機能の有無など。基本的な冷蔵・冷凍性能は同じなので、自動製氷と容量を重視するか、コンパクトさを重視するかが選択のポイント。

どっちがおすすめ？

家電販売の経験から一言

三菱電機のCXシリーズは、幅54cmのスリムタイプながら真ん中野菜室を搭載した使い勝手の良い冷蔵庫。両モデルとも氷点下ストッカーで肉や魚を凍らせず生のまま保存でき、解凍不要ですぐに調理できるのが大きな魅力。MR-CX30Mの最大のアドバンテージは自動製氷機能で、埋めちゃっタンクに水を入れておけば毎日氷を自動で作り続ける。製氷皿おそうじモードも搭載しており、衛生面でも優れている。急速冷凍機能も食材の鮮度を保つのに役立つ。容量300Lで冷蔵室170Lは、2人暮らしから3人家族のまとめ買いにも対応可能。MR-CX27Mは高さ1,630mmと120mm低く、女性や高齢者でも上段に手が届きやすい。小物コーナーで調味料やバターなどを整理でき、272Lの容量は一人暮らしから2人暮らしに最適。両モデルとも約17dBの静音設計でワンルームマンションでも気にならず、フリーアクセスデザインでどこをつかんでも開けられる使いやすさがある。ガラスシェルフ全段採用で汚れもサッと拭き取れ、フレッシュエアフィルターで庫内を除菌・脱臭して清潔に保つ。グッドデザイン賞を受賞したスタイリッシュな外観も魅力で、マットチャコールとマットホワイトの2色から選べる。自動製氷と容量を重視するならCX30M、コンパクトさと使いやすい高さを重視するならCX27Mが最適な選択。