【鬼比較】MC-SR640Kと型落ちMC-SR630Kの違い口コミ:レビュー! パナソニック掃除機

🔍 スゴ取れセンサーで掃除の「終わり」が明確に（最大の進化）

MC-SR640Kに搭載された「スゴ取れセンサー」は、約20μmの微細なハウスダストを検知してランプで知らせるだけでなく、ゴミが多い場所では自動でパワーアップし、きれいになるとランプが消灯する。

型落ちMC-SR630Kの「クリーンセンサー」も同じく約20μmのゴミを検知してランプが赤く点灯し、AUTO運転時は吸引力を自動調整する。ただし、ランプは点灯し続けるため、「どこまで掃除すればいいのか」「どこを掃除し忘れたか」が分かりにくい。

MC-SR640Kのセンサー消灯機能により、同じ場所を何度も掃除する無駄がなくなり、掃除時間の短縮につながる。花粉の時期やペットの毛が気になる家庭では、ランプが消えるまで掃除すれば取り残しを防げる安心感がある。

🧹 からまないブラシPlusで水洗い可能に

MC-SR640Kは「からまないブラシPlus」に進化し、超密集ブラシで毛を巻き上げ、V字構造で中央に集め、最終的に内部のリブ（突起）でそぎ落として吸い込む仕組み。この構造により、髪の毛やペットの毛が99%以上絡まずに吸引される。

さらにブラシを取り外して水洗いできるようになった。汚れや細かいホコリが付着しても水で洗い流せるため、より清潔に保てる。特にペットがいる家庭では、ブラシを定期的に水洗いできるメリットが大きい。

それに対しMC-SR630Kの「からまないブラシ」は、ブラシが2つに分かれており、絡みとった髪を中央の隙間から吸い込む構造。こちらも髪の毛やペットの毛が99%以上絡まない高い性能を持つが、水洗いについての記載はない。

💡 親ノズルにもLEDライトを搭載

MC-SR640Kは親ノズル（広い床面を掃除する通常のヘッド）にもLEDライトが追加された。白色LEDで床面を照らすため、明るいリビングでも、フローリングの溝やカーペットの奥の細かいゴミが浮き上がって見える。

ソファやベッドの下など暗い場所はもちろん、日中の掃除でも見逃しやすい髪の毛やペットの毛を確実に発見できるため、取り残しが格段に減る。

子ノズル（すき間掃除用）には両モデルともLEDライトが搭載されており、狭い場所やすき間掃除では十分に視認性が確保されている。低い角度で取り付けられているため、ゴミが浮き上がって見える。

⚖️ 総重量が200g軽量化

MC-SR640Kの標準質量（本体＋ホース＋延長管＋ノズル）は3.9kgで、MC-SR630Kの4.1kgから200g軽くなった。本体質量は両方とも2.6kgで同じだが、ノズルやホースを含めた全体では200gの差がある。

200gというと小さな違いに感じるかもしれないが、2階建ての家で掃除機を持って階段を上がる場合や、長時間掃除する際には、この軽量化が疲労軽減に貢献する。

⚡ 消費電力が10W削減

MC-SR640Kの最大消費電力は710Wで、MC-SR630Kの720Wから10W削減された。ただし、10Wの差は1時間使っても約0.3円の違いにしかならないため、電気代の面では大きな差はない。

🦠 菌までふき掃除機能（MC-SR630Kのみ）

MC-SR630Kには「菌までふき掃除」機能がある。これはヘッド内のイオンプレートからマイナスイオンを出し、プラスに帯電したハウスダストや菌を床面から静電的に引きはがす仕組み。

吸引力だけでなく、まるで拭き掃除をしたような仕上がりになる。日本食品分析センターの試験では、菌を塗布した床材の上をノズルで1往復掃除したところ、99%以上の菌除去効果が確認されている（試験成績書番号：第20031206003-0101号）。

小さいお子さんがいる家庭や、床面の衛生面を特に重視する方には、MC-SR630Kのこの機能が大きな魅力となる。MC-SR640Kではこの機能が省略されている。

⏸️ アイドリングオフ機能（MC-SR630Kのみ）

MC-SR630Kには「アイドリングオフ機能」があり、ヘッドが床から3～5秒離れたときに運転を停止し、床に戻せば自動で再開してくれる。

掃除中に家具を移動させたり、ゴミを拾ったりする際に、わざわざスイッチを切る手間がなく、電力の無駄を防げる。頻繁に掃除を中断する方や、電気代の節約を重視する方には便利な機能。MC-SR640Kではこの機能が失われた。

🔗 付属品（ホース掛けの有無）

MC-SR630Kには「ホース掛け」が付属しているが、MC-SR640Kには付属していない。ホース掛けは、掃除機を収納する際にホースをすっきりまとめられる便利なアイテム。

ホースに取り付けて延長管（パイプ）を引っ掛けると、ホースとパイプが一体となって収納しやすくなる。収納スペースが限られている方や、見た目をすっきりさせたい方にとっては、MC-SR630Kのホース掛け付属は嬉しいポイント。

つまりMC-SR640KとMC-SR630Kの違いは、スゴ取れセンサーの消灯機能、からまないブラシPlusの水洗い対応、親ノズルLEDライト搭載、200g軽量化など。それに対しMC-SR630Kは菌までふき掃除機能、アイドリングオフ機能、ホース掛け付属が特長。基本的な吸引力や集じん性能は同じなので、どの機能を優先するかが選択のカギ。

どっちがおすすめ？

家電販売の経験から一言

パナソニックのダブルメタル プチサイクロンシリーズは、約2年間お手入れ不要という画期的な技術と、髪の毛が99%以上絡まない「からまないブラシ」で高い評価を得ている。MC-SR640Kの最大の進化は「スゴ取れセンサー」の消灯機能。これまで曖昧だった「掃除の終わり」が明確になり、同じ場所を何度も掃除する無駄がなくなる。親ノズルのLEDライトは、昼間の掃除でもゴミが浮き上がって見えるため、取り残しがほぼゼロになる実用性の高い機能。からまないブラシPlusは水洗い可能になり、ペットがいる家庭では清潔さを保ちやすくなった。それに対しMC-SR630Kは、菌までふき掃除機能で床面の衛生面を重視する方に最適。マイナスイオンで菌を99%以上除去する機能は、小さいお子さんがいる家庭で安心感がある。アイドリングオフ機能も、頻繁に掃除を中断する方には便利。ホース掛けが付属しているのも収納面で有利。基本的な吸引力（190W）、集じん容量（0.25L）、本体質量（2.6kg）は同じなので、センサーの消灯機能とLEDライトを取るか、菌除去機能と節電機能を取るかが選択のポイント。どちらを選んでも、フィルターレスでお手入れが簡単で、約2年間お手入れ不要という快適さは約束される。