【鬼比較】MC-SR44Kと型落ちMC-SR43Kの違い口コミ:レビュー! パナソニック掃除機

🌀 からまないブラシPlusに進化（最大の変化）

MC-SR44Kでは、ブラシがからまないブラシPlusに進化した。超密集ブラシで髪の毛や糸くずをすき間に入り込ませず巻き上げ、V字構造で中央に集めた後、新たに追加されたリブ（突起）でしっかりとそぎ落として吸引する。

これに対しMC-SR43Kは、円すい形に2つに分かれたダブルブラシ構造を採用。密集ブラシでキャッチした毛を円すい形状に沿って細い方へ自然に移動させ、中央に集めて吸引するV字構造。どちらも99％以上髪の毛が絡まらない実証済みだが、構造が根本的に異なる。

さらに新型ではブラシを取り外して水洗いが可能になった。旧型は専用ブラシでこそげ取る必要があったが、新型なら汚れや皮脂が付着しても水で洗い流せるため、特にペットを飼っている家庭では衛生面で大きな進化となる。

💡 スゴ取れセンサーでランプ消灯機能を追加

MC-SR44Kのスゴ取れセンサーは、約20μmの微細なハウスダストまで検知し、ゴミが多い場所では自動でパワーアップ。そしてきれいになったらランプが消灯する機能が追加された。取り残しを防いで、効率よく掃除できる。

MC-SR43Kのクリーンセンサーも同じく約20μmまでのゴミを検知し、AUTO運転時には自動で吸引力がアップする。両モデルとも自動パワー調整は可能だが、新型だけがランプ消灯で「この場所はきれいになった」と教えてくれる。

⚡ アイドリングオフ機能は旧型のみ

MC-SR43Kにはアイドリングオフ機能が搭載されており、床用ノズルを約3～5秒以上持ち上げると自動で運転が一時停止し、再び床に下ろすと運転が再開する。家具を動かす際やドアを開ける際に、いちいちスイッチを切らなくても自動で止まるため電気の無駄がない。

MC-SR44Kではこの機能が削除されている。頻繁にヘッドを持ち上げる掃除スタイルの人には便利な機能だが、逆にいちいち停止するのが煩わしいと感じる人もいるため、使い方次第で評価が分かれる。

🦠 菌までふき掃除も旧型のみ

MC-SR43Kには菌までふき掃除機能が搭載されている。ヘッド内のイオンプレートから出るマイナスイオンで、プラスに帯電したハウスダストや菌を床面から引きはがす仕組み。試験依頼先は(一財)日本食品分析センターで、試験結果は99%以上の除去効果が確認されている（試験成績書番号：第20031206003-0101号）。

水拭きできないフローリングでも清潔を保ちたいというニーズに応える独自機能で、小さい子どもがいる家庭や床の衛生面を重視する人にとって心強い。MC-SR44Kの公式仕様ページにはこの機能の記載がないため、衛生面では旧型に軍配が上がる。

⚖️ 総重量が200g軽量化

MC-SR44Kの標準質量（本体・ホース・延長管・床用ノズルの合計）は4.0kgで、MC-SR43Kの4.2kgより200g軽い。本体質量は両モデルとも2.6kgと同じだが、付属品を含めた総重量に差がある。

200gはリンゴ1個分程度の重さ。わずかな差だが、長時間の掃除や階段の上り下りでは負担軽減につながる。アイドリングオフ機能や菌までふき掃除機能が削除された影響で軽量化されたと考えられる。

🔌 消費電力が10W削減

MC-SR44Kの最大消費電力は710Wで、MC-SR43Kの720Wより10W削減されている。ただし電気代に換算すると、1時間使っても約0.3円の差にしかならず、年間で計算しても大きな節約にはならない。実用上はほとんど気にならないレベルの差。

🔗 ホース掛けの有無

MC-SR43Kには収納時に便利なホース掛けが付属している。手元ブラシ横の凸部にホース掛けを引っ掛けることで、収納時にホースを固定でき、収納しやすくなる。MC-SR44Kにはこの付属品がないため、収納スペースを別途確保する必要がある。

つまりMC-SR44Kと型落ちMC-SR43Kの違いは、ブラシ構造の進化と水洗い対応、センサーのランプ消灯機能の追加など。それに対してMC-SR43Kは、アイドリングオフ機能と菌までふき掃除機能を搭載し、ホース掛けも付属する。基本的な掃除性能は同じなので、どの機能を重視するかが選択のカギになる。

どっちがおすすめ？

家電販売の経験から一言

パナソニックのプチサイクロンシリーズは、軽量ボディとダブルメタル技術による約2年間のお手入れ不要が大きな魅力。両モデルとも純度99.9%の炭素材を使った本格派ではなく、ステンレスガードとメタルコーティングで強力パワーを持続させる実用的な設計。新型MC-SR44Kの最大の進化は、からまないブラシPlusへの変更と水洗い対応。超密集ブラシで髪を巻き上げ、V字構造で中央に集め、新たに追加されたリブでそぎ落として吸引する。ブラシを水で洗えるようになったことで、ペットの皮脂汚れや臭いの蓄積を防げるのは大きな進歩。スゴ取れセンサーのランプ消灯機能も、その場所がきれいになったことが一目で分かるため、取り残しを防いで効率的に掃除できる。それに対し型落ちMC-SR43Kは、アイドリングオフ機能で3～5秒持ち上げると自動停止し、電気を無駄にしない。菌までふき掃除機能も、マイナスイオンで床面から菌を99%以上引きはがす独自技術で、(一財)日本食品分析センターの試験結果に基づく信頼性がある。小さい子どもが床で遊ぶ家庭では心強い機能。ホース掛けが付属するのも地味に便利。両モデルとも発売時期が5ヶ月しか違わないため、新機能に魅力を感じるなら新型、省エネと衛生機能を重視するなら型落ちという選び方が賢明。どちらを選んでも、からまないブラシと約2年間お手入れ不要のダブルメタル技術で、日々の掃除が格段にラクになる。