【鬼比較】MC-JP890Kと型落ちMC-JP880Kの違い口コミ:レビュー! パナソニック掃除機

🔍 スゴ取れセンサーで掃除の取り残しを防ぐ（最大の進化）

MC-JP890Kでは、センサー機能が「クリーンセンサー」からスゴ取れセンサーへと進化した。目に見えない約20μmの微細なハウスダストまで検知し、手元のランプが光ってお知らせする点は従来と同じだが、大きく変わったのはゴミ検知時の動作。

MC-JP880Kのクリーンセンサーは、AUTO運転時のみゴミを検知すると自動でパワーアップする仕組みだった。これに対しMC-JP890Kのスゴ取れセンサーは、運転モードに関わらず常時ゴミを検知すると自動でパワーアップ。ゴミの量に応じてパワーを制御し、きれいになったらランプが消灯するため、掃除完了を視覚的に確認できる。

毎回AUTO運転に設定する手間がなく、通常運転でもゴミに応じた最適なパワーで効率的に掃除が可能になった。

🌀 からまないブラシPlusで水洗いも可能に

新モデルのブラシはからまないブラシPlusへと進化。V字型の超密集ブラシが髪の毛やペットの毛を隙間に入り込ませず中央に集め、リブでそぎ落とすことでブラシにからまず吸引される仕組み。

MC-JP880Kの「からまないブラシ」も2つの円すい形ブラシで中央に髪を集めて吸引する独自構造を持つが、ブラシの取り外しができず水洗いは不可。ノズル上部のカバーを外してブラシを回転させながら布でふき取る必要があった。

これに対しMC-JP890Kはブラシを取り外して丸洗いできるため、お手入れの手間が大幅に軽減された。髪の毛がからまりにくい性能は両モデルとも99%以上と同等だが、メンテナンスのしやすさで差がついた形。

💡 親ノズルにもLEDライト搭載で暗い場所も安心

MC-JP890Kは親ノズルと子ノズルの両方にLEDナビライトを搭載。親ノズルは通常の床掃除で使う大きなノズルで、ここにLEDライトがあることで家具の下やベッドの下など暗い場所のゴミもしっかり照らして見逃さない。

白色LEDを採用しているため、明るい場所でも見えにくかったゴミを浮かび上がらせて取り残しを防ぐ。子ノズルは低い角度でLEDライトが取り付けられており、狭い隙間掃除でもゴミが浮き上がって見える。

MC-JP880Kは子ノズルのみにLEDライトを搭載。狭い場所のゴミは見やすくなるが、日常的な床掃除では光がない。ソファの下やベッドの下など、意外とホコリがたまりやすい場所が多いことを考えると、親ノズルへのLEDライト追加は実用的な進化。

⚖️ 200gの軽量化を実現

標準質量（本体・ホース・延長管・床用ノズルの合計）は、MC-JP890Kが3.3kg、MC-JP880Kが3.5kgで200g差。本体質量は両モデルとも業界最高水準の2.0kgで変わらないが、ノズルの軽量化により全体で200g軽くなった。

200gはりんご約1個分の重さ。数字で見ると小さな差だが、階段掃除や高い場所の掃除で持ち運ぶ際、この差は意外と体感できる。特に毎日使う場合、少しでも軽い方が疲労感を軽減できる。

🦠 型落ちモデルだけの機能も

MC-JP880Kには新モデルにはない機能もある。菌までふき掃除機能は、パワーノズル内のイオンプレートからマイナスイオンを放出し、床に付着したハウスダストや菌を静電気の力で浮かせて引きはがす仕組み。吸引力だけでなく物理的な除去効果も加わる。

アイドリングオフ機能も型落ちモデルのみ搭載。運転中にノズルを約3～5秒以上床から浮かせると自動で運転が停止し、下ろすと再開される。運転していない間の消費電力を削減でき、次の掃除場所へ移動する間や家具を動かす間など、わずかでも電気代を抑えられる。不要と感じればOFFにすることも可能。

また、SIAA抗菌加工の範囲にも違いがある。MC-JP890Kはホースハンドルのみだが、MC-JP880Kは本体さげ手（ゴム部）とホースハンドルの両方に抗菌加工が施されている。階段や段差の移動時に持つことが多い本体さげ手にも抗菌加工があるのは衛生面で安心。

付属品ではホース掛けがMC-JP880Kのみに付属。ホースを本体に掛けることできれいに収納できる。ただし両モデルとも「らくらくセンター収納」機能があり、アタッチメントをラフにかけても中心にストンとおさまる設計のため、ホース掛けなしでもスリムに収納可能。

つまりMC-JP890Kと型落ちMC-JP880Kの違いは、スゴ取れセンサーによる常時自動パワーアップ、水洗い可能なからまないブラシPlus、親ノズルへのLEDライト追加、200gの軽量化など。型落ちモデルには菌までふき掃除やアイドリングオフ機能など独自の機能もあるため、基本的な掃除性能は同等ながら、使い勝手や付加機能で選択が分かれる。

どっちがおすすめ？

家電販売の経験から一言

パナソニック「Jコンセプト」シリーズは、業界最高水準の軽さ2.0kgと高い吸引力を両立した人気モデル。愛されて11年のロングセラー製品で、PPFRP素材とアルミニウム製モーターにより軽量化を実現。新モデルMC-JP890Kの最大の進化は、スゴ取れセンサーによる常時自動パワーアップ機能で、運転モードに関わらずゴミを検知して最適なパワーに制御し、ランプ消灯で掃除完了を視覚的に確認できる。からまないブラシPlusは水洗い可能になり、親ノズルへのLEDライト追加で暗い場所のゴミも見逃さない。200gの軽量化も日々の疲労軽減につながる。型落ちMC-JP880Kには菌までふき掃除やアイドリングオフ機能など独自の機能があり、本体さげ手の抗菌加工やホース掛けも付属。どちらも紙パック式の衛生的なゴミ捨て、親子ノズル、自走式パワーノズルを搭載し、基本性能は同等。使い勝手の進化を取るか、独自機能とお得さを取るかが選択のポイント。