F-PX70CとF-PX60Cの違い 口コミ・レビュー！パナソニック空気清浄機

✨ ナノイーX 9.6兆 vs ナノイー（最大の違い）

F-PX70CにはナノイーX 9.6兆が搭載されており、従来のナノイーと比べてOHラジカル量が約10倍。日本の主要な花粉17種類を抑制し、春花粉だけでなく秋花粉にも対応する。これに対しF-PX60Cは通常のナノイー搭載で、花粉やハウスダスト対策には十分な性能を持つが、抑制力はナノイーX 9.6兆には及ばない。

花粉症がひどい人、ペットを飼っている人、アレルギー体質の人はナノイーX 9.6兆搭載のF-PX70Cがおすすめ。通常の空気清浄用途であればF-PX60Cでも十分に対応可能。

📐 本体形状とサイズが全く異なる

F-PX70Cは幅125mmの超スリム設計で、設置面積は従来機種の約1/2を実現。本体と壁の間隔を2cmあけるだけで設置でき、家具の隙間や壁際にも置けるレイアウトフリーな設計になっている。

これに対しF-PX60Cは幅340mmの従来型デザイン。奥行きは208mmとF-PX70C(380mm)より短いため、置き場所によってはこちらの方が収まりがよい場合もある。

🔄 気流制御とファン構造

F-PX70Cは新開発のデュアル吸引ファンを搭載。左右2方向から効率よく空気を吸い込み、角度約60°のパワフルな直進気流で花粉集じん量が従来比15%アップしている。前と底のL字型にフィルターを配置し、全面から吸引する構造。

F-PX60Cはハウスダストキャッチャーを搭載。前面からしっかり吸引するシンプルな構造で、花粉・ハウスダスト対策に特化したモデルとなっている。

🌬️ 脱臭機能の有無

F-PX60Cにはスーパーナノテク脱臭フィルターが搭載されており、約10年間交換不要でニオイを吸着。ペット臭や料理のニオイが気になる家庭には心強い機能。

F-PX70Cには脱臭フィルターが搭載されていない。ナノイーX 9.6兆による脱臭効果はあるものの、専用フィルターによる物理的な脱臭機能を求める場合はF-PX60Cの方が適している。

🔧 フィルター交換サイクル

集じんフィルターの交換目安はF-PX70Cが約3.5年、F-PX60Cが約10年と大きく異なる。長期間フィルター交換の手間を省きたい場合はF-PX60Cが有利。

F-PX60Cはさらに脱臭フィルターも約10年交換不要のため、購入後のメンテナンス頻度を抑えたい人に向いている。

🌙 おやすみ自動の有無

F-PX60Cにはおやすみ自動機能が搭載されており、就寝時に自動で静かな運転に切り替わる。寝室での使用を想定している人には便利な機能。

F-PX70Cにはこの機能がないため、就寝時は手動で静音モードに切り替える必要がある。ただしF-PX70Cの静音モードは20dBと十分静かなので、手動切り替えでも問題ない。

つまりF-PX70CとF-PX60Cは、同時発売ながら方向性が全く異なる2機種。F-PX70Cは「ナノイーX 9.6兆搭載・スリム設計・大風量」の高性能路線、F-PX60Cは「脱臭フィルター搭載・10年フィルター交換不要・おやすみ自動」の経済性・利便性重視路線。どちらが上位かは使い方次第で変わってくる。

どっちがおすすめ？

家電販売の経験から一言

F-PX70CとF-PX60Cは同時発売ながら、狙いが明確に異なる2機種。F-PX70Cは幅わずか12.5cmのスリム設計とナノイーX 9.6兆搭載で、設置性と清浄力を追求したモデル。F-PX60Cは脱臭フィルターと10年フィルター交換不要で、経済性と利便性を重視した設計。「上位・下位」というより「性能特化型」と「バランス型」と考えた方がわかりやすい。花粉症がつらい人、広いリビングで使う人はF-PX70C。ニオイ対策を重視する人、メンテナンスを楽にしたい人はF-PX60Cがおすすめ。